SSブログ

はじめての宗教論 左巻-ナショナリズムと神学(NHK出版新書) [本(哲学思想]

『はじめての宗教論 左巻』
佐藤優(作家)
NHK出版新書(2011)


近代プロテスタント神学の父、
自由主義神学の父、
フリードリッヒ・シュライエルマッハー:
宗教の本質は絶対依存の感情である。

カール・バルト:
人間は神について語ることはできない。
しかし不可能であるとはいえ人間は神について語らざるをえない。

イエスはふつうの名前。
キリストとは油を注がれた者。

ウィキペディアは百科事典ではない。

中国民族の形成のための敵イメージ機能としての日本

変な人性格に偏りのある人に典型を見る。
日蓮に日本人の個性を見て研究した内村鑑三。

・今日の一言(本文より)
ある民族の特徴を知るために、その特徴を強く持った、性格に偏りのある人をに典型として研究した。
어떤 민족의 특징을 알기 위해서 그 특징을 강하게 가지고 성격이 편향적인 사람을 전형으로 삼고 연구했다.
为了解一个民族的特征,他把强烈具有那个特征而且性格偏向的人作为典型来研究的。
To learn about a certain ethnicity’s characteristics, he used individuals who either strongly displayed the features or had irregular features as representatives in his study.

タグ:佐藤優
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

高校生のための精神分析入門(ちくま新書) [本(哲学思想]

『高校生のための精神分析入門』
清田友則(精神分析学、比較文学)
ちくま新書(2008)


ほとんどできの悪い宗教のようで説得力がない。

精神分析とは人間の無意識を探求する学問であるとし、
フロイトのスキャンダラスな部分だけが正しいとする。

失礼ながらフロイトは科学ではなくただの教祖である。
少なくとも科学と呼ぶ条件は満たしていない。

精神分析の派閥。
フロイト⇒ラカンが本流、
ユング、アドラー、クラインは支流。

性の根幹にエディプスコンプレックスがある。
エディプスコンプレックスとはママとセックスしたいという欲望。
これにより人間を解説している。

フロイトの理論は、典型的なプラシーボを生みやすい象徴理論体系で、
基本的には新しい宗教に過ぎないと思う。

・今日の一言(本文より)
昼は淑女、夜は娼婦のようであれ。
낮에는 요조숙녀, 밤에는 창부 같이 해.
Lady by day, hooker by night.
白天像淑女,黑夜像妓女。

タグ:清田友則
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

自由貿易の罠 覚醒する保護主義 [本(哲学思想]

『自由貿易の罠 覚醒する保護主義』
中野剛志(経済産業省)
青土社(2009)


何でもかんでも貿易は自由であればよいというものではない。
自由貿易に反対の意見を述べる人たちとその意見を紹介している。

ただ経済学者が少ないので、どうも信憑性に欠ける。

・今日の2言(本文より)
Don't say that any theory which has good things to say about protectionism must be wrong: that's theology, not economics.
保護主義について良いことを言ういかなる理論も間違っているなどと言わないでもらいたい。それは神学であって経済学ではない。
보호주의에 대해서 좋은 일을 말하는 어떠한 이론도 틀리다고 말하지 않기를 바라오. 그것은 신학이며 경제학이 아니다.
别说保护主义好的任何理论都错了。那是神学不是经济学。

An equal number of instruments and targets is a necessary condition for the existence of policies capable of reaching specified targets.
政策目的の数と同数以上の独立な政策手段がないと、複数の政策目的を同時に達成することはできない。
정책목적의 가짓수와 같은 수 이상의 독립적인 정책 방법이 없다면, 복수의 정책목적을 동시에 달성할 수는 없다.
如果没有超过政策目的数量的独立的政策手段的话,是不能同时达成多个政策目的。

タグ:中野剛志
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

解明される宗教-進化論的アプローチ [本(哲学思想]

『解明される宗教』
ダニエル・C・デネット(哲学者)
青土社(2010)


原題:Breaking the Spell

哲学者が宗教を科学的観点から研究したもの。

第1部 パンドラの箱を開ける(どの呪縛を解くべきか
科学に関する諸問題
なぜ良いことが起こるのか)
第2部 宗教の進化(宗教のルーツ
宗教、その黎明期
管理運営の進化
団体精神の発明
信じることに価値がある)
第3部 今日の宗教(宗教選びの手引き
道徳と宗教
今何をすれば良いのか)

一万年前人間と家畜は
すべての脊椎動物の重量の0.1%しかなかった。
現在は98%を占める。

道徳について生物学に基づいた科学的研究が進むと、
社会がよくなると思う。

・今日の5言(本文より)
Cephalopods were recently made honorary vertebrates.
頭足類は最近名誉脊椎動物とされた。
두족류는 최근에 명예척추동물로 간주한다.
最近把头足纲列为名誉脊椎动物。

We philosopher are better at asking questions than at answering them.
私たち哲学者は問題に答えることよりも問題を立てることの方が得意である。
우리 철학자들은 문제에 답하는 것보다 문제를 제기하는 것을 더 잘한다.
我们哲学家提出问题比解答问题更擅长。

Religions are among the most powerful natural phenomena on the planet.
宗教はこの惑星におけるもっとも強力な自然現象の一つである。
종교는 지구에 있어서의 가장 강력한 자연현상의 하나다.
宗教是地球上最强有力的自然现象之一。

I believe that their salvation may depend on it.
人々の救済が進化論にかかっていると思うからだ。
사람들의 구제가 진화론에 달려 있다고 믿고 있다.
我相信拯救人类要依靠进化论。

The survival or preservation of certain favoured words in the struggle for existence is natural selection.
単語の生存競争においてある特定の単語が好まれて生き残りまた保持されるというのは自然選択である。
단어의 생존 경쟁에 있어서 선호된 일정한 단어가 살아 남고 보유된다는 것도 자연선택이다.
在单词的生存竞争里,有的特定单词因被喜欢而生存、保持,这是自然选择。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

宗教の創造力(講談社学術文庫) [本(哲学思想]

『宗教の創造力』
荒木美智雄(宗教学)
講談社学術文庫(2001)


History of Religions 宗教学。
金光教、カーゴ・カルト、フォーク・レリジオンなどの話。
予備知識がないとピンとこないな。

・今日の一言(本文より)
アメリカにおいては未だ発見されざるものは常に強く受け入れられる。
미국에 있어서 아직 발견되지 않은 것은 항상 강하게 받아들여진다.
在美国至今还没被发现的东西总是大受欢迎。
Something not yet discovered will be always strongly accepted in the United States.

タグ:荒木美智雄
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

現象学の視線-分散する理性(講談社学術文庫) [本(哲学思想]

『現象学の視線』
鷲田清一(哲学、倫理学)
講談社学術文庫(1997)


現象学の解説とその実例。

この本で扱われるのは4テーマ
経験:構成論
共存:間主観性論
日常:生活世界論
知:科学論

メルロ=ポンティ:
記述するということが問題であって
説明したり分析したりすることは問題ではない。

みえてはいるが誰もみていないものをみえるようにする、
それが現象学。

・今日の一言(本文より)
Peoples of different cultures live in different worlds.
異なる文化に属する人びとは異なる世界に住む。
다른 문화에 속하는 사람들은 다른 세계에 산다.
身在不同文化圈的人,处在不同世界。


タグ:鷲田清一
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

知性の限界-不可測性・不確実性・不可知性(講談社現代新書) [本(哲学思想]

『知性の限界-不可測性・不確実性・不可知性』
高橋昌一郎(論理学、哲学)
講談社現代新書(2010)


前作の続きというか残り物という感じ。
哲学から少し離れた話が多い。

哲学者の独り善がりな造語趣味はカントから始まった。

哲学者の戦い。
ウィトゲンシュタインは第一次大戦で二度の勲章。
ファイヤアーベントはナチスドイツで鉄十字賞。

アクィナスの神の宇宙論的証明:
どんなものも動かすものがないと動かない。

アンセルムスの神の存在論的証明:
神が全能なら存在もできる。

ペイリーの神の目的論的証明:
動植物には設計者がいる。

ワインバーグ:
宇宙が明確になるにつれて宇宙に意味がないことがますます明確になっていく。

・今日の二言(本文より)
That's one small step for man, one giant leap for mankind.
人間にとっては小さな一歩にすぎないが人類にとっては大きな飛躍である。
이 한걸음이 나 한 사람에게는 작은 발걸음일 뿐이나 인류 전체에게는 위대한 도약이다.
这是人的一小步,却是人类的一大步。

Philosophy of science is as useful to scientists as ornithology is to birds.
科学にとっての哲学は鳥にとっての鳥類学者と同じぐらい役に立つ。
과학에 있어서의 철학은 새에 있어서의 조류 학자와 마찬가지로 도움이 된다.
对科学家来说的哲学像对鸟类来说的鸟类学者一样有用。

タグ:高橋昌一郎
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

神は妄想である-宗教との決別 [名著再掲] [本(哲学思想]

『神は妄想である』
リチャード・ドーキンス(生物学者)
早川書房(2007)


最大最凶のタブーの殲滅を狙う名著。
まさに宣戦布告の書。

はっきり言って、
ドーキンスはいつ暗殺されてもおかしくない!
2ちゃんねる的に言えば、奴こそ"神"だ。(笑)
……妄想なんだけど。

ドーキンスの主張
・神の存在は科学的な仮説である
・神の存在論証は論拠薄弱でろくな物はない
・生命と宇宙は神がいない方が簡明に説明できる
・信仰が普遍的なのにはちゃんと理由がある
・道徳に宗教なんて不要だ
・宗教は世界に与える悪い影響がいっぱいある
・宗教を信じる子どもというのは矛盾だ

知識人の多くは実は無神論者である。
アインシュタイン、ホーキング、ラッセル、
トマス・ジェファーソン、カール・セーガンなど。

バートランド・ラッセル
知的著名人の圧倒的多数はキリスト教を信じていないが、
それを隠している。だって、収入が減るからね。

悪魔の辞典の"祈る"の意味とは?
取るに足らない一人のために宇宙の法則をねじ曲げるように求めること。

これが祈りの力だ!
心臓病患者に治癒を祈る実験をした。
祈られなかった人と祈られた人に差はなかった。
ただし自分が祈られていると知った人は
不安により苦しみが増してしまった。

科学は"いかに"を問い、神学が"なぜ"を問うという決まり言葉。
では、なぜ神学が"なぜ"を問えるのか?
なぜ科学にできないことが宗教にできるというのか?
科学は合理主義の一形式に過ぎず、
宗教はありふれた迷信の一形式に過ぎない。
科学にできないことはたくさんあるが、
科学にできないことは他の方法でもできないのだ。

聖書の汝の隣人を愛せよとは、他のユダヤ人を愛せよの意味でしかない。
異教徒は殺して問題ないのだ。
ジョージ・タマリンの研究。
エリコの戦いのヨシュアの命令で町の生き物をすべて滅ぼす記述。
子どもに道徳的に正しいか問うた。
全面的に正しいとする子ども66%、
全面的に不同意とする子どもは26%。
宗教は、大量殺戮すら肯定させる力がある。
スターリンは無神論者だが、ヒトラーはカソリックだったのだ。

道徳に神は不要だし、そもそも宗教と道徳の起源は別である。
道徳の起源は、血縁淘汰から来る集団維持の感情がベースにある。

対して、神とは集団動物の群れのボスに過ぎない。
人間が記憶を強めることで、架空のリーダーを立てたのが神である。
宗教とは、群淘汰と記憶力増加の副産物でしかないのである。

テキサス州知事時代のブッシュ大統領。
死刑執行に立ち会ったとき、女死刑囚が命乞いした。
すると、ブッシュは全身でモノマネしてすすり泣いて見せたという。
……こいつホントに馬鹿だ。

ノーベル平和賞のマザー・テレサの受賞演説
"妊娠中絶こそ最大の平和破壊者"
ドーキンスは、マザー・テレサを偽善者として切り捨てる。
すげえな。まさかここにも喧嘩を売ると思わなかった。

ニコラス・ハンフリーの怒り
文化的多様性、文化的伝統の継承を無くすのは社会を貧しくする、
個人が犠牲になっても社会の代償と見るべきと言う文化相対主義。
その代償を支払うのは私たちではなく彼ら自身だということ。
まさしく。代償を支払わない側が言うのはまさに欺瞞ではないか。

文化遺産を捨てなくとも神への信仰は放棄できる。
聖書だって文化の一つとして学ぶことはできるのだ。

ドーキンスに教えたいと思ったことが一つある。
人類史上最低の犯罪率を更新し続ける国、日本は、
事実上の無宗教国家であることだ。
日本に残っているのは文化としての宗教だけである。

・今日の一言
神は妄想である。(リチャード・ドーキンス)
God is a delusion. (Richard Dawkins)
신은 망상이다. (리처드 도킨스)
上帝是错觉。 (理查德・道金斯)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

宗教哲学入門(講談社学術文庫) [本(哲学思想]

『宗教哲学入門』
量義治(宗教哲学)
講談社学術文庫(2008)


鈴木大拙の仏教哲学
波多野精一のキリスト教哲学
井筒俊彦のイスラーム神秘主義
を中心に解説。

形而上学:わたしはなにを知ることができるか
道徳:わたしはなにをすべきであるか
宗教:わたしはなにを望むことを許されるか
人間学:人間とはなんであるか

問う哲学と答える宗教
哲学は真理をまだ所有していない
宗教はすでに真理を所有していると主張する
宗教は真理を信じるが哲学は真理を知ろうとする

知性の根本論理は同一性論理
霊性は即非の論理

仏教の空:無的絶対者
アッラー:有的絶対者
三位一体の神:単なる有的絶対者ではない

宗教哲学の課題:救済、絶対者信仰と行為。

コーランは神の言葉そのまま直接の記録。

自由意志は予定を実現するもの

仏教の二つの柱:大智と大悲
知性において対立する精神と物質を内に包むのが霊性
即非の論理:AはAにあらず故にAなり
禅は大智を、浄土は大悲を代表する

キリスト教の神は三位一体。唯一神ではない。
ユダヤやイスラムとの相違点である。

信仰とは神という対象を信じることではなく神とともにあるという事実。

無神論に対する見解はかなり否定的だ。
無神論は傍観的な有閑な理論で無神論は道徳に対して否定的とする。
思うに、無神論は救いを神ではなく人に求めるもの。
人を信じるから神が必要ないだけではないか?

・今日の一言(本文より)
半径無限大の円においては円周と直線は一致する。
반경 무한대의 원에 있어서는 원주와 직선은 일치한다.
半径无限大的圆的圆周和直线完全一致。
A straight line and a circumference of infinite radius are one and the same.

タグ:量義治
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

はじめての宗教論(右巻)-見えない世界の逆襲(生活人新書) [本(哲学思想]

『はじめての宗教論(右巻)』
佐藤優(元外務省主任分析官、宗教論)
生活人新書(2009)


人はパンのみで生くるにあらずとは、
食べ物がなくても天が代わりを与えてくれるの意味。

唯物論と観念論は対立しない。
対立するのは観念論と実在論、唯物論と唯心論。

キリスト教の教祖はキリスト、開祖はパウロ。

・今日の一言
キリスト自身は自分を本当のユダヤ教徒と考えていた。
그리스도 자신은 스스로를 진정한 유태 교도라고 생각하고 있었다.
耶稣本人认为自己是真正的犹太教徒。
Jesus Christ regarded himself as a true Jew.

タグ:佐藤優
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

宗教とは何か [本(哲学思想]

『宗教とは何か』
テリー・イーグルトン(マルクス主義批評家)
青土社(2010)


何というか...悪く言えばドーキンス便乗本といったところか。
自分の宗教に対する見解をドーキンスらに反論する形で発表したもの。
ただし、どうもこの本は誤解されているように思う。

まず著者は、神学者でもなく、宗教家でもなく、宗教人類学者でもなく、
文芸批評家、すなわち全くの素人である。著書でも素人と断ってある。
従って、宗教に対する標準的見方なとどは到底言えないものだ。
またあくまでも
ドーキンスのベストセラーに便乗した無数の本の一冊であって、
別に対等に対決した本というわけではない。

隠れた前提という詭弁を使ってドーキンスをこき下ろしているのが特徴。

19世紀合理主義者リチャード・ドーキンス
ペンタゴンにいる彼の友人たち
ヒトラーは20世紀のテクノロジーを駆使できたので
規模が大きくなったと情状酌量の余地があるのように述べている

などなど。
科学に対する否定的見解も多いが、
宗教とは何かというテーマで科学を論ずるのは本来筋違いである。
科学と宗教は全くカテゴリーの階層が違うので、
科学か宗教かなどという思考をした時点で議論が失格である。

科学はなぜ法則が存在するのかについては解明できないというが、
そもそも宗教もできていない。
できるならすべての宗教の意見が一致するだろう。

・今日の三言(本文より)
The difference between science and theology is one over whether you see the world as a gift or not.
科学と神学の違いは世界を贈り物としてみるかどうかだ。
과학과 신학의 차이는 세계를 선물로 볼 것인가 아닌가 말이다.
科学和神学的区别是把世界看不看作礼物。

A believer, after all, is someone in love.
信仰者とは結局のところ愛する者だ。
신앙자란 결국 사랑하는 사람이다.
有信仰的人就是有爱的人。

God is the reason why there is something rather than nothing.
神はなにごとかが在ることの存在理由である。
하느님은 뭔가가 있다는 것의 존재 이유다.
上帝是事物存在的理由。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

真理の探究-抜粋と注解 [本(哲学思想]

『真理の探究-抜粋と注解』
フロレンス・ナイチンゲール(社会改革家)
うぶすな書院(2005)


ナイチンゲールの思想を知る。

当時、ロンドンの下町で無神論が流行っていたため、
それを憂うナイチンゲールが書いたもの。

汎神論的でもあり、神秘主義的であり、
それでいて論理的である。

神秘主義思想、宇宙は神の具現である。
意識を変えることで自己に内在する神を体験できる。

宗教とは結ぶこと
完全と不完全を、
永遠と一時的なものを、
無限と有限を
普遍と個々を、

法則とは神の意志にほかならない。
神の法則をすべて知れば私たちは神と同じく全能になる。
神が志すことしか望まなくなるから。
人間は物理法則によって姿を変えた神である。
神は私たちの中にあり私たちは神の中にある。
愛することのない者は神を知らない。

特定個人の偉大な業績は他から孤立したものではない。
環境の大事さ、人の偉大さはその人の才能だけではないのだ。

・今日の二言(文中より)
Suggestions for thought to searchers after religions truth.
真理を探究するイングランドの職工への思索の手引き。
진리를 탐구하는 잉글랜드의 장인에게의 사색 안내서.
面向探求真理的英格兰职工的思考辅导书。

善良になろうと決意すれば善良になれると考えるのは絶望への第一歩である。
선량해지려고 마음을 먹으면 선량하게 될 수 있다고 생각하는 것은 절망에의 첫걸음이다.
认为只要决心成为善良就可以成为善良,是向绝望走去的第一步。
It's a first step into despair to think that you can become a good person if you determine to become.
("I can be good it I will," is the road to despair.)※英語原文

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「恥の文化」という神話 [本(哲学思想]

『「恥の文化」という神話』
長野晃子(仏文学)
草思社(2009)


『菊と刀』再考。

ベネディクトの菊と刀はプロパガンダだ。
欧米より道徳的に劣っていると定義するためのものとする。
原爆投下後に執筆開始されたのである。

日本人の道徳問題の例。降伏した日本兵はなぜ敵に協力するのか。
朝鮮戦争のアメリカ人捕虜も5%は徹底抵抗したが、
15%は積極的に敵に協力した。
日本人も差がないのではないかとしている。

アメリカでも議論のある原爆投下。
広島はなんとか正当化できても長崎はまったく正当化できないという。

著者は菊と刀を政治文学と見るべきとしている。

心理学的観点から見ても、恥と罪という対比で、
罪を恥より高度と見るのは誤りである。
二つは全く異質なものである。
罪は愛の系統で、恥は怒りの系統で、
次元が違うため直接比較不可能なのである。

・今日の一言
ベネディクトの菊と刀は、日本人が欧米人より道徳的に劣っていると定義することで、原爆投下を正当化するために執筆された。
베네딕트의 《국화와 칼》은 일본인이 구미인보다 도덕적으로 낮다고 정의하는 것으로 원폭투하를 정당화하기 위해서 집필되었다.
本尼迪克特写的《菊和刀》,主张道德上日本人不如欧美人是,为了把投原子弹的事实合理化。
Benedict wrote "Chrysanthemum and the Sword" to justify the atomic bombings by assertion that Japanese are more inferior than Westerners about morality.

タグ:長野晃子
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

激動の世界はどこに向かうか-日中理論会談の報告 [本(哲学思想]

『激動の世界はどこに向かうか/不破哲三/新日本出版社/2009』
著者:日本共産党、物理学
評価:現状認識は面白いけど、共産主義はちょっとねえ。


共産党の認識。
地球上の資本主義の支配領域が縮小し、
資本主義の衰退とする。
また中国の成功は社会主義を目指す国の優越性を示すという。
そ、そうかあ?

金融危機と過剰生産恐慌の結合。
架空の需要を生み出す詐欺的仕組みがサブプライムローン。
いまや金融資産は実体経済の3倍、
資本主義は架空の需要を作り出す仕組みを持つ。

金融の信用制度は、
資本所有者は何もせず寄生的存在となるため、
資本の使用者は自分のお金でないので賭博的に行動する。

社会主義の目標は、
すべての生産手段と社会的な経済活動が、
社会の共同の所有と管理のもとにおかれること。
これはもう無理と判明しているような……

ソ連は生産の成果を目方ではかったので、
工場が重いものばかり作るようになった。
この生産性をはかる指標として市場のかわりが難しい。
結局、市場以外に競争の基準はないと思われる。

資本主義に問題あるというのは正しいが、
だから共産主義や社会主義がよいという証明はどこにもない。

自由共産党とでも名前を変えたら投票を考えてもいい。

・今日の一言
ソ連では生産の成果を目方ではかったので、工場が重いものばかり作るようになった。
소련에서는 생산의 성과를 무게로 평가하기 때문에 공장들이 무거운 것만 만들게 돼버렸다.
因为在苏联以重量来测量生产成果,所以工厂变得只生产笨重的东西了。
Factories in the Soviet Union came always to make heavy things because the results of production were measured on weight.

タグ:不破哲三
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

マルクスは生きている(平凡社新書) [本(哲学思想]

『マルクスは生きている/不破哲三/平凡社新書/2009』
著者:日本共産党、物理学
評価:マルクスの解説書


1999年BBCアンケート過去千年間で最も偉大な思想家
1位マルクス、2位アインシュタイン、3位ニュートン、4位ダーウィン。

労働者が売るのは労働ではなく労働力。
自分を売るのである。

利潤の追求は外的な強制法則として押しつけられているから
企業自身からは解決できない。
政治による法制度での解決が必要。
企業自身は他の企業と競争しているから、
利潤を追求せざるを得ないのである。

資本主義社会はマルクスの言葉。
マルクスは社会主義と共産主義という言葉を区別せずに使用していた。
そして直接に何をすべきかはその時の事情次第として
改革の方法は将来の世代にゆだねた。
マルクス主義はマルクスの求めたものとは違うようだ。

・今日の一言
労働者が売るのは労働ではなく労働力である。
노동자가 파는 것은 노동이 아니라 노동력이다.
劳动者卖的不是劳动而是劳动力。
The workers sell labor-power and not labor.

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

現代哲学の名著-20世紀の20冊(中公新書) [本(哲学思想]

『現代哲学の名著』
熊野純彦(倫理学)
中公新書(2009)


ヘーゲル死後の現代哲学を概観できる良書。

大森荘蔵:
哲学は語るものであって歌うものではない。
感情に訴えて扇動するようなものは哲学ではないのだ。

ウィトゲンシュタイン:
世界がいかにあるかが神秘なのではない。
世界があるという、そのことが神秘なのである。

ハイデガー:
われわれは時間のうちにあるのではなくむしろ時間そのもの。

ベルクソン:
空間の中では針や振り子の位置は
どのような場合にもただ一つしか存在しない。

ルーマン:
人間の意識は社会の主体ではない。社会システムの環境に属している。
人間はコミュニケーションではないから人間はコミュニケートできない。
社会を構成するのは人間ではなく、その関係なのである。

驚いたのは広松渉の指摘。
対象は用在性において現れる。
これはアフォーダンスの考えそのものだ。

・今日の一言
哲学は語るものであって歌うものではない。
철학은 이야기하는 것이지 노래 부르는 것은 아니다.
哲学是讲的,不是唱的。
Philosophy is a thing to talk, not a thing to sing.

タグ:熊野純彦
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

民主主義という不思議な仕組み(ちくまプリマー新書) [本(哲学思想]

『民主主義という不思議な仕組み』
佐々木毅(政治学史、政治思想史、政治学)
ちくまプリマー新書(2007)


民主主義思想史。

古代の民主主義のイメージは芳しくない。
衆愚政治とみなされていたのだ。
理想の政治体制って何だろうか……

ギリシャ民主政治の転機は海軍の重要性。
漕ぎ手として貧しい人を動員する必要ができたため。
近代民主主義は鉄砲が生み出したというのに似ている。

人間は論理的ではない。
人間は複雑な物事を見てから判断するのでなく決定してから見る。
自分に都合のいい事実だけを見てしまうのだ。

ヒトラーの政治方針の一つ。
大衆には二つ以上の敵を示してはならない。一つに集中すること。
選挙のときもこれが有効なわけだ。
郵政選挙なんて典型的だったものな。

・今日の一言
人間は物事を見てから判断するのでなく決めてから見る。
인간은 사물을 보고 나서 판단하지 않고 정하고 나서 보기 마련이다.
人不是看到事物后判断,而是判断之后看事物。
We don't make decisions after looking at things, but make decisions and then look at things.

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

今こそアーレントを読み直す(講談社現代新書) [本(哲学思想]

『今こそアーレントを読み直す/仲正昌樹/講談社現代新書/2009』
著者:社会思想史
評価:アーレントの思想を知る・わかりやすい


常識的な政治。
政治とは経済的利益の配分。

アーレントの政治。
政治とは善や正義を追求する討議。

ホロコーストの指揮者アイヒマンは
与えられた職務を淡々とこなす陳腐な役人だった。
悪を為すのは、いかにもそれらしい悪人というわけではないのだ。

・今日の一言(文中より)
Die Eule der Minerva beginnt erst mit der einbrechenden Dammerung ihren Flug.(Hegel)
The owl of Minerva first begins her flight with the onset of dusk.(Hegel)
ミネルヴァの梟は黄昏になってようやく飛び立つ。(ヘーゲル)
미네르바의 부엉이는 황혼이 깃들어야 비로소 날기 시작한다.(헤겔)
密涅瓦的猫头鹰在黄昏起飞。(黑格爾)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

いま哲学とはなにか(岩波新書) [本(哲学思想]

『いま哲学とはなにか/岩田靖夫/岩波新書/2008』
著者:哲学
評価:哲学から社会を考える


ロールズが全能の神はおぞましいと思った理由。
ユダヤ人殺害を見過ごしたこと、
牧師が神はアメリカ軍を日本軍の弾丸から守るが、
日本軍をアメリカ軍の弾丸から守らないといったこと。
親友とロールズが偶然にそれぞれに異なる使命を受けて行動後、
すぐに親友が砲弾で死亡したこと。

著者は、理性による欲望の制御こそ大事とする。
釈迦は悟りは死ぬまで修行を続けることといい、
孔子矩を超えないのに七十年といい、
カントは自愛心の傾きが根源悪とした。

また平和への道として身を守らない生き方を示したソクラテスを挙げる。
加害行為を根絶するため一切の復讐を否定とする。

このあたりは正直あまり同意できない。
攻撃性というものの必要性を理解していないように感じられる。

古代哲学者は民主主義は高く評価せず。
プラトンの理想は哲人王。
自分の幸福を捨てた被支配者の善の実現にのみ専心する、
神的全権力の掌握者。

私はこの哲人王は駄目だと思う。
自分の幸福を捨てた人間に他人の幸福が理解できるだろうか?

王莽と光武帝の違いがここにあるように思う。
王莽も光武帝も、人民のために必死に働いた点は共通だが、
光武帝が幸福な家庭を築くことに成功したのに対し、
王莽は、その息子3人を殺したあげく自滅したのだ。

・今日の一言
七十而從心所欲,不踰矩。
七十にして矩をこえず
일흔이 되어서는 무엇이든 하고 싶은 대로 하여도 법도에 어긋나지 않았다.
At seventy years old I obey what my mind wish, and know the limit of my ability.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

西洋哲学の10冊(岩波ジュニア新書) [本(哲学思想]

『西洋哲学の10冊』
左近司祥子(ギリシア哲学)
岩波ジュニア新書(2009)


哲学入門。

近代科学に大きな影響を与えたデカルト。
そのデカルトが求めるものは健康であり、
その科学は医学を念頭に考えられていた。

教育思想に大きな影響を与えたルソー。
そのルソーは自伝を書き、
無実の少女に罪をなすりつけて職を失わせ、
生まれた子供五人をすべて孤児院に捨て、
被害妄想で他人の言動を邪推し、
すべてに自分は悪くないと述べた。

ルソーは世の中の悪事は
どういう心づもりでなされるかを身をもって説明している。
本人の意図に反して悪の動機を説明したのである。

哲学者ラッセルの幸福論。
幸福に必要なものは食と住、
健康、愛情、仕事上の成功、仲間からの尊敬。
当たり前のところに幸福があるのだ。

・今日の一言
ルソーは、無実の少女に罪をなすりつけて失業させ、生まれた子供五人をすべて孤児院に捨て、それを自伝に書いて、自分は悪くないと書いた。
루소는 무죄의 소녀에게 죄를 뒤집어 씌우고 일을 잃게 하고, 태어난 자신의 아이 5명을 모두 고아원에 버리고, 그것을 자서전에서 쓰고, 나는 나쁘지 않다고 썼다.
卢梭诿罪于无罪的少女而让她失业,把自己的五个孩子扔到孤儿院,然后把这些事情写在自传上,还说自己是没错的。
Rousseau made an innocent girl lose her job by framing her for his crime, abandoned his five children at an orphanage, and then wrote about them all in his autobiography saying he did nothing wrong.

タグ:左近司祥子
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

人類は「宗教」に勝てるか-一神教文明の終焉(NHKブックス) [本(哲学思想]

『人類は「宗教」に勝てるか/町田宗鳳/NHKブックス/2007』
著者:比較宗教学、比較文明論、生命倫理学、禅、日本古代史
評価:宗教こそ人類最大の敵!だそうです。


色即是空,空即是色とは即非の論理。
自己否定の通過によるものだ。
時間を含む弁証法論理ととらえるのである。

聖書はそのまま読むと怖いもの。
旧約聖書の過激表現。
・彼らを憐れむな
・必ず滅ぼし尽くせ
・幼子を捕らえて岩にたたきつけろ

これがキリスト教の布教方法だ!
アマゾンのインディオへのキリスト教布教の手順。
ヘリコプターからインフルエンザウイルス入り毛布をまき、
インディオを感染させる。
そこへキリスト教宣教師が抗生物質を配りつつ布教する。

大乗仏教はもはや初期仏教とは別物。
親鸞の肉食妻帯悪人正機はブッダには認識不可能。

十牛図
牛を宗教または神と理解する
すると宗教という牛は消えなくてはならない

ランカスターの乱射事件。
アーミッシュの子どもの勇敢な行動。
命を捨てて他の子どもをかばったのだ。
そして両親は犯人の家族を子どもの葬儀に招いたという。

無神教の世界。
ジョン・レノンのイマジン。
これこそ無神教のテーマソング。
また臨済禅師に無神教の精神を見る。

マザー・テレサのよかったところ。
相手にキリスト教を布教しなかったこと。

・今日の文中の一言
ブータンの国是はGeneral Happiness of People・GHPである。
The policy of Bhutan is the General Happiness of People.
부탄의 국시는 국민 총행복(General Happiness of People·GHP)이다.
不丹王国的国策是国民总幸福(General Happiness of People·GHP)。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

偶然を生きる思想-「日本の情」と「西洋の理」(NHKブックス) [本(哲学思想]

『偶然を生きる思想/野内良三/NHKブックス/2008』
著者:フランス文学、レトリック
評価:日欧比較文化論


著者はいう。
日本文化は大陸すべての文化と対峙する異質な文化。
錯覚だね。そもそも大陸すべての文化を知っているのか?
人間は詳しく知っていることは大きく違うように見え、
知らないものはみな同じに見えるものなのだよ。

西洋と日本の対比。
目に見えないものを信じる西洋人と信じない日本人。
これは疑問。単にデータの切り出し方の問題だろう。

日本人は歴史を川の流れにたとえ、
西洋人は構築物のようなものと見る。
これは興味深い。
西洋人の進歩観を示すかもしれない。

哲学者の偶然論。
スピノザ
偶然とは認識の欠陥。
ポアンカレ
目にとまらない小さな原因が重大な結果を引き起こすと、
その結果は偶然に起こったという。
偶然とは知恵が及ばないということである。
そして真に知恵のある人は、偶然を受け入れられる。
偶然を受け入れられない者が"トンデモ"へと走るのである。

日本語雑学。
"恋"は"乞い"。
異性が欲しいということ。
恋は求めること、愛は与えること。

九鬼周造の偶然論はなかなか面白いと思った。

・今日の一言
目にとまらない小さな原因が重大な結果を引き起こすとその結果は偶然に起こったという。(ポアンカレ)
When small invisible cause brings about important results, you say that the results have happened by chance.(Jules-Henri Poincaré)
볼 수 없는 작은 원인이 중대한 결과를 일으키면 그 결과는 우연히 일어났다고 한다. (앙리 푸앵카레)
不能看到的小小的原因引起重大结果的时候,我们说这结果是偶然发生的。(儒尔斯·亨利·庞加莱)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

いじめの記号論(岩波現代文庫) [本(哲学思想]

『いじめの記号論/山口昌男/岩波現代文庫/2007』
著者:文化人類学
評価:前半は現代新書と同じ。雑多なエッセイ集。


聖/ひじりとは、日を知る、季節を知って暦を作る人のこと。

記号学とは手本や教科書の変遷により世界を理解するとする。
人間の行為は記号=サインに分解できると考え
その組み合わせで背後にある意図を読む。

構造論とは、
物事を対比的にとらえて人間のことを明らかにする方法論。

二つとも簡潔でわかりやすい説明だ。

エントロピーは悪に近い。
文化は秩序、自然は混沌。
そして混沌こそが悪であり、秩序が善なのだ。
西欧的な考え方だ。

最期の"桜姫東文章"が面白い。
面白い小説とか、映画にならないかな。

・今日の一言
エントロピーは悪に近い。
Entropy is close to vice.
엔트로피는 악에 가깝다.
熵近于恶。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

アメリカ精神と日本文明(講談社学術文庫) [本(哲学思想]

『アメリカ精神と日本文明』
佐渡谷重信(アメリカ文学、比較文学・文化論)
講談社学術文庫(1990)


アメリカ思想に潜む東洋思想を知る。

東洋思想といっても主にインド思想だけど。

ジェファーソン、エマソン、ソロー、ホイットマン、
ウィリアム・ジェームズ、デューイなど。

フランス革命は人民に幸福を約束したが、
独立宣言文では個人が幸福の追求するとした。
この違いはアメリカ的か。

英語の自由、liverty、freedom と日本語の自由の違い。
livertyは~を解放すること、freedomは~から逃れること。
既にある束縛を前提としてる。
その反対としての自由なのである。
禅の空や老荘の無などとは少し違うわけ。

・今日の文中の一言
All men are created equal, that they are endowed by their Creator with certain unalienable Rights, that among these are Life, Liberty, and the pursuit of Happiness.
すべての人は生まれながらにして平等であり、神より侵されざるべき権利を与えられている。その権利には、生命、自由、そして幸福の追求が含まれている。
모든 사람은 평등하게 태어났고, 창조주는 몇 개의 양도할 수 없는 권리를 부여했으며, 그 권리 중에는 생명과 자유와 행복의 추구가 있다.
人人生而平等,造物者赋予他们若干不可剥夺的权利,其中包括生命权、自由权和追求幸福的权利。

タグ:佐渡谷重信
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

宗教学の名著30(ちくま新書) [本(哲学思想]

『宗教学の名著30』
島薗進(比較宗教運動論、近代日本宗教史)
ちくま新書(2008)


さまざまな分野の本が
多角的に紹介されている。

カントの道徳論。
自己をも他人をも手段として遇してはならない。
意志あるものは目的であるべきだ。

直観は感情を引き起こす。
感情にこそ宗教の本来の領域がある。
私は宗教の本質は感情の順位付けであると思う。

シュライエルマッハー。
宗教的感情は絶対依存の感情、自由の感情は芸術に適合する。
芸術と宗教の類似と対比が面白い。

フロイトの科学的な宗教観。
神とは幼児的な依存感情に基づく強大な父の幻想である。
宗教は強迫神経症に似ているとも。

心理学者ジェイムズの"回心"。
絶望的な分裂した意識から喜びに満ち安らかな統一した意識への転換。
悟るということ、道を知るということ。
これは宗教だけにこだわる必要はない。

・今日の一言
神とは幼児的な依存感情に基づく強大な父の幻想である。(フロイト)
God is an illusion of the mighty father based on psychological dependence of babyhood. (Freud)
하느님은 유아적인 의존 감정에 근거하는 강대한 아버지의 환상이다. (프로이트)
上帝是一种强烈的对父亲幻想,起因于幼儿性的想依靠父亲的情感。(弗洛伊德)

タグ:島薗進
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

生きるための経済学-〈選択の自由〉からの脱却(NHKブックス) [本(哲学思想]

『生きるための経済学』
安冨歩(経済学)
NHKブックス(2008)


経済学を巡る哲学的思考。

経済学は物理法則を破っている!
相対性理論、熱力学第二法則、
さらに因果律を破っているのだ。
経済理論の諸前提は
恐ろしく非科学的なのだという。

計算量爆発と非線形性は
選択の自由という概念を無効化する。
選択の自由は空想の概念なのだ。

自由の概念の日本語と英語の違い。
日本語の自由のイメージは無縁者。
責任と結びつかない。
日本語の責任は与えられた役をこなすことで、
責任は立場から生まれる。

選択から生まれるのではないため、
日本人は"自由は責任をともなう"が理解できない。
自由なら責任がないと理解するのだという。

著者の体験的発言。
よい学校に行けば選択の自由が広がるはまやかしだという。
これは著者がよい学校出身であるための錯覚である。
低学歴がいかに選択を狭めるか理解していない。
悪い学校に行けば選択の自由が狭まるのだ。
さらにそもそも何が選択できたのかすら知らずに終わる可能性すらある。

・今日の一言
経済学の法則は物理法則に反している。
All economic theories are against physical laws.
경제학 이론은 물리 법칙에 어긋난다.
经济学的理论都违反物理定律。

タグ:安冨歩
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

真理の哲学(ちくま新書) [本(哲学思想]

『真理の哲学/貫成人/ちくま新書/2008』
著者:現象学、現代哲学、歴史理論、舞踊研究
評価:20世紀哲学を超越論的パースペクティヴィズムから見直す

超越論的パースペクティヴィズムとは、
真理や価値が形成される構造やメカニズムについての分析。

ニーチェのキリスト教への考え。
弱者が心理的優位に立つためのものが道徳的価値。

力への意志とは、
さまざまな実体も真理も諸力の拮抗と均衡において生成するということ。

フッサールの存在論。
そのつど存在するとは知覚されることである。

『人間の条件/ハンナ・アレント/ちくま学芸文庫/1994』
著者:ドイツ生まれのユダヤ人の政治思想家
評価:労働が優位の現代に仕事と活動を復権を

人間の条件は3つ。労働、仕事、活動。
・労働とは生物として維持行為
・仕事とは目的を持った制作行為
・活動とは人間関係の中で自己を示す
そしてこの3要素が歴史の中で、
どのようなヒエラルキーを形成してきたか分析する。

思うにこの3つが相互排他的でなくわかりにくい。
適切な分析かも疑問を感じる。

『リバタリアン宣言/蔵研也/朝日新書/2007』
著者:経済学者
評価:確信犯的「と」本。意図的に書いているようだ。

この思想の誤りは次の3つに起因する。
・偶然への無理解
・時間の有限性への無自覚
・自律した個人という幻想

アメリカで人気のある個人主義の作家アイン・ランド。
20世紀の小説のベスト1位、2位、7位、8位にランキングされたという。
Rushの歌詞の元になったので気になっていた。
読んでみようかな。

テレビ業界は既得権益で儲かる仕事。
フジテレビ職員平均39.8歳で年収1567万、
TBSは43.5歳で1443万である。

年金制度のトリック。年金は弱い者を助けない。
低所得者層は就業が早く掛け金が高くなる。
収入が安定している高学歴者に有利。
低所得者は早く死ぬのであまり受け取れない。
年金は公務員が有利にできているのである。
……納得しました。

日本の薬は高い。
アメリカでは、500mgアセトアミノフェン入りのタイラノールが
500個入りで1500円と安いらしい。
日本の製薬会社と厚生省の癒着は問題だな。

以下、明らかに変だと思う点。

保険に入らずのたれ死ぬのも本人の自由だという。
周囲に迷惑。犯罪も増える。
怪我や病気は予測できない偶然が多いことを考慮していない。
人間は周囲に迷惑を掛けずに死ぬことなどできない。

民間で医師免許を発行するべきという。
能力が無くても発行されるようになるだろう。
素人には判定できないからだ。
情報の非対称性の問題だ。

格付け機関は競争があるから信用できるという。
そもそも格付け機関は信用できない。
サブプライム問題がそれを証明している。

教育はNPOにせよ。金のない学生には融資でよいという。
アメリカの大学生はみんな借金まみれ。
学生が借金だらけとはおかしな話だ。

耐震基準もいらない。危険な建物も自分の選択だという。
建物の危険は周囲にも及ぶ。
専門知識は個人では確保できない。
これも情報の非対称性の問題だ。

社会福祉は個人のボランティアでよい。
ビル・ゲイツの寄付など見よという。
効率が悪い。
ビル・ゲイツの寄付は巨額だが、
アメリカの国家予算から見れば少額である。

研究者やスポーツ選手は利己的な目的で達成したという。
違う。周囲の支えによるものだ。
個人でできることではない。
もちろん、成功してから自分の力で自分のためにしただけだと、
昔のことを忘れてしまう人たちはいるが。

年収300万でも生活できるから十分という。
でもそういう人の子孫は絶えてしまう。
さらにそういう人は意外に忙しい。
ワーキングプアがたくさんいるのだ。

福祉による再分配は、努力や才能により得たものを取り上げること。
これを正当化できるのかという。
偶然という要素が抜けている。
また努力や才能だけで成功する人はほとんどおらず幸運で成功するからだ。

才能があっても場が得られなければ成功しない。
場が得られるかどうかは偶然の問題である。
そして成功した人間はお金により、場を作ることができる。
お金を得た人間はそのお金によりさらに成功することができる。
だから再分配しなければ、隠れた才能はそのまま埋もれてしまい、
社会全体として、たくさんの才能が無駄に失われてしまうだろう。

世界がどれだけ偶然に満ちているか理解できていない。
時間の有限性というのも理解できていない。
さらに自律した個人などという幻想にも囚われている。

また個人の自由を主張するなら、相続税100%を主張しなければならない。
親子といえど他人だからだ。
生まれてくる子どもたちをすべて平等にし、
育つ環境も平等しなければならない。
少なくとも成人するまでの環境と、
持って生まれた遺伝子を同じにする必要があるだろう。
それができてこそ、再分配を否定できるのだ。
しかし、世界の環境は平等にはできないし、
個人の遺伝子などの条件も平等にはできない。
だから政府が再分配しなけれぱならないのである。

・今日の一言
弱者が心理的優位に立つための幻想が道徳的価値である。(ニーチェ)
The illusion for the weak to gain psychological dominance is the moral values.(Nietzsche)
약자가 심리적 우위를 차지하기 위한 망상이 도덕적 가치이다.(니체)
为了弱者在心理上占优势的幻想是道德价值。(尼采)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

〈個〉からはじめる生命論(NHKブックス) [本(哲学思想]

『〈個〉からはじめる生命論/加藤秀一/NHKブックス/2007』
著者:社会学、性現象論
評価:生きることの意味を考える・深さと浅さが共存する本

ロングフル・ライフ(wrongful life)訴訟とは?
障害者が自分が生まれたことについて医師に賠償請求した。
医師が障害を伝えていれば自分は中絶されていたはずだ。
医師は自分が生まれない権利を侵害した!

刑法の堕胎罪。
中絶した女性と医師は罪を問われる。
ただし経済条項により中絶が許可される。
日本の中絶は年間30万件もある。
しかし中絶は基本的に犯罪であり、
例外として母体保護法で許されているのみなのである。

遺族の気持ちに過剰に重みを置く危険性。
被害者に遺族がいなければ加害者が許されてしまう。
これは死刑を考えるときにも重要であるし、
修復的司法を考えるにも重要な問題である。
法の平等性が失われる危険があるのだ。

死ぬと生まれてこないは似ても似つかない。
誰かが存在することを、
その人にとって利益や不利益とみなすこと自体が無効。
故にロングフルライフ訴訟は正しくないという。

アメリカでの優生思想。
1924年の連邦最高裁の判決文中の言葉、
"白痴が三代続けば十分だ"

生きる意味の不安は2種。
・意味の不在への不安
自分がいてもいなくても世界は変わらないという無力感。
・意味の過剰への不安
自分が他者の操り人間であるという虚無感。

自分は何のために生まれてきたのか?
自分が誰かの道具であったら、
悩みが解決されたと喜ぶことができるか?

例としてドナー・ベイビーを挙げる。
白血病などの病気の子どもがいる親が、
着床前診断を利用して移植ドナーに適した子どもを新たに産む。
あなたはまさに兄/姉を助けるために生まれたのだ。
おそらく納得できないだろう。
すなわち、この問いは問い自体が間違っているのだ。

ハンナ・アーレント
ギリシア人は労働を蔑んだのは生命そのものを蔑んだから。
しかし近代には、その蔑まれた生命が最高善の地位を獲得した。

ピーター・シンガーの人間の概念の二つの意味の区別。
ホモ・サピエンスという種の成員であること、そして人格を持つこと。

生きているといはどういうことか?
呼びかけることが無意味ではない対象を生きていると呼ぶという。
著者はシンガーの考えに近いもの、
生命の論理から誰かの倫理へを提唱している。

この辺り、どうも議論が原始的だなと思ったら、
生命と精神を区別するというのは常識ではないらしい。
自然科学者にとって生命と精神の違いは自明のことのように思う。
人文科学、社会科学の人にとってはそうではないかのも。

例えば著者は、
遺伝子こそが生命の本質であると信じている現代の分子生物学者が、
―仮にそのような楽天家がいまなお残っているとすればの話だが―
ゲノム配列を調べ上げれば、
あなたという存在の本質を突き止めたことになると考えるかもしれない
という。

しかし生命と精神の違いを認識しているから、
遺伝子が生命の本質と考えるのであり、
そういう人もあなたの本質がゲノム配列などと考えたりしないと思う。
楽天家などではなく、深刻に深く考えるから、
遺伝子に生命の本質を見出すのである。
そしてそれは個=精神とは全く別ものだ。

著者の言う、
"生命の論理"と"誰か/人格/精神"を分けて後者を優先するというのは、
自然科学者にとっては常識ではないだろうか?

・今日の一言
自分は何のために生まれてきたのか?
Why was I born?
뭘 위해서 제가 태어났을까?
为什么我出生在这世界?

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

憎悪の宗教-ユダヤ・キリスト・イスラム教と「聖なる憎悪」(新書y) [本(哲学思想]

『憎悪の宗教』
定方晟(印度哲学)
新書y(2005)


仏教学者のユダヤ・キリスト・イスラム教の批判。
野心作。

著者は、ユダヤ、キリスト、イスラム教を
敵の存在を吹き込むヤルダバオトの宗教と呼ぶ。

仏教の考えとの違い。
菩薩は、布施をすると地獄行きと言われると、
布施を受けるものはどうなるか問うた。
すると布施を受けるものは天国に行けると回答される。
菩薩はならば布施を続けましょうと答えた。
他者を救うことが菩薩の道である。

汝の敵を愛せという言葉。
汝であって神ではない。神の敵を愛せではない。
神の敵は殺してよいのだ。

キリスト教の教え。
自分のして欲しいことを他人にせよ。
まさにイラクでの民主主義の実行がそれ。
自分の欲しいと思うことは他人も欲しいと思って疑うことがない。

幸徳秋水の聖書の感想。
旧約聖書の神は残虐猛悪だ。
新約聖書の教えは神の奴隷たることだ。

聖書を読むと、
神とは難癖をつけて人を苦しめるのが趣味と思えてしまう。

仏教徒は言葉を方便と考えるが、
キリスト教徒は聖書を絶対視し言葉に拘束される。

イエスの言葉は闘争的だ。
"平和をもたらすために私がきたと思うな
平和でなく剣を投げ込むためにきた"

マホメットにしろモーゼにしろ、
みな闘争的な戦いの発言が多い。

敵が地獄で苦しむ光景を想像するから信仰に励むだという。
そして世の中にはルサンチマンを恥ずべきものと思わず、
神慮と納得する人がいるのだ。

聖書の中はまさに嫉妬と憎悪に満ちている。
神話なのだから当然である。
日本書紀や古事記の世界に似ている。
古代の部族闘争の神話がそのままなのだ。

しかし問題は、聖書が宗教の聖典であること。
これらを絶対視することで、無意識に敵意を育んでしまう。

そしてこれは心理学の研究でも指摘されている。
『神は妄想である』
に、ジョージ・タマリンの研究が紹介されている。
聖書のエリコの戦い。
ヨシュアの命令で町の生き物をすべて滅ぼすシーン。
子どもに道徳的に正しいか問うと、
"全面的に正しい"と答えた子どもは66%に及び、
"全面的に不同意"としたのはたった26%でしかいなかったのだ。

『世の中がわかる「◯◯主義」の基礎知識』
吉岡友治(比較文学、演劇理論)
PHP新書(2007)


辞書ではなく随筆集。

ロールズの無知のベール。
自分のことを全く知らないとすればどんな社会がよいか。
最も自分の能力が低く立場が悪いと考えて、
社会保障の社会を求めるはずとする。

原理主義とは?
聖典に書いてあることが実行されていないのは現実の方が間違っている。
怖い考え方だと思うが、こういう人は確かにいるものだ。

プラグマティズムや近親婚禁止の理由について、
説明が安直で、正しく理解しているように思われなかった。

神秘体験の簡単な方法。
手を上に挙げたまま15分間、強く呼吸しながらジャンプを続ける。
こうすると、目の前に鮮やかや幻像が見えるらしい。
どこかの教祖が信者に実行してそうだ。

『神話の力』
ジョーゼフ・キャンベル(比較神話学)
早川書房(1992)


神話とは何か、
それはどのようなことを教えるかを知る

あらゆる神話の基本テーマ。
見える次元を支えている
見えざる次元が存在すること。
日本人は見えない次元に対する認識が
弱まっている気がするな。

儀式の役割は日常性から人を引きずり出すこと。
日常的で親しみやすくては駄目。
日本の成人式とか問題が多そうだ。

子どもを産むのは英雄的行為。
女性特有の命がけの行為である。

自分にとっての無上の喜びを見つけて恐れずについていくこと。
真の喜びに従うことができれば間違いないのだろう。

自身を抑えつける自我とは、内面にいる竜。

祈りは神秘についての瞑想。

『賢者の石』
F・デーヴィッド・ピート(物理学)
日本教文社(1995)


神秘主義的科学史観。

科学史の本として読めばそれなりに面白いかも。


・今日の二言
汝の敵を愛せ。神の敵を殺せ。
Love your enemies. Kill enemies of God.
그대의 적을 사랑하라. 신의 적을 죽여라.
爱你的敌人。杀神的敌人。

仏教徒は言葉を方便と考える。キリスト教徒は聖書を絶対視する。
Buddhists regard words as expedient; Christians accept the Bible as holy writ.
불교도는 말을 방편이라고 생각한다. 기독교도는 성경을 절대시 한다.
佛教徒认为语言是方便。基督教徒认为圣经是完整无缺。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

比喩によるモラルと政治-米国における保守とリベラル [本(哲学思想]

『比喩によるモラルと政治』
ジョージ・レイコフ(認知言語学、生成意味論)
木鐸社(1998)


保守とリベラルの考え方の道筋を知る。

原題は、道徳政治。
道徳についての考え方から保守とリベラルの思考を知る。
タイトルの、比喩によるモラルと政治は、あまりよいタイトルではない。

保守とリベラルの発想がかみ合わないのは、常識が異なるため。
常識とは無意識の概念構造。
無意識の概念構造を解き明かすことでその仕組みを知る。

レイコフの結論
保守は厳しい父親のモラル、リベラルは慈しむ親のモラル。

イタリア、スペイン、イスラエル、中国では
子どもが成人しても父親の影響下にあるため、
政府の干渉に対する怒りはアメリカより弱いという。

私は少し違うのではないかと思う。
保守とリベラルの違いは、
世界の運命度と不確定性の認識の違いという気がする。
保守は、世界は運命論的で必然と考え、
リベラルは、世界が運不運に満ちていると捉える。

自分の力でなく不運によるものならセーフティーネットが必要だが、
それが自分の力であり運命なら、セーフティーネットは不要になる。

保守は、死刑を良しとするが堕胎は駄目とする。
胎児は生きる運命を持っているから助けるべきで、
死刑囚は自分の選択でそうなったのだから死ぬべきとする。

偶然を認める力の弱く、世界の必然を信じる人ほど保守であり、
偶然を許容できる人ほどリベラルではないだろうか。

・今日の一言
保守は運命を信じ、リベラルは偶然を信じる。
Conservatives believe destiny, liberals believe accidents.
보수는 운명을 믿고, 리버럴은 우연을 믿는다.
保守相信命运,自由主义者相信偶然。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。