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現代哲学の名著-20世紀の20冊(中公新書) [本(哲学思想]

『現代哲学の名著』
熊野純彦(倫理学)
中公新書(2009)


ヘーゲル死後の現代哲学を概観できる良書。

大森荘蔵:
哲学は語るものであって歌うものではない。
感情に訴えて扇動するようなものは哲学ではないのだ。

ウィトゲンシュタイン:
世界がいかにあるかが神秘なのではない。
世界があるという、そのことが神秘なのである。

ハイデガー:
われわれは時間のうちにあるのではなくむしろ時間そのもの。

ベルクソン:
空間の中では針や振り子の位置は
どのような場合にもただ一つしか存在しない。

ルーマン:
人間の意識は社会の主体ではない。社会システムの環境に属している。
人間はコミュニケーションではないから人間はコミュニケートできない。
社会を構成するのは人間ではなく、その関係なのである。

驚いたのは広松渉の指摘。
対象は用在性において現れる。
これはアフォーダンスの考えそのものだ。

・今日の一言
哲学は語るものであって歌うものではない。
철학은 이야기하는 것이지 노래 부르는 것은 아니다.
哲学是讲的,不是唱的。
Philosophy is a thing to talk, not a thing to sing.

タグ:熊野純彦
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