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宗教学の名著30(ちくま新書) [本(哲学思想]

『宗教学の名著30』
島薗進(比較宗教運動論、近代日本宗教史)
ちくま新書(2008)


さまざまな分野の本が
多角的に紹介されている。

カントの道徳論。
自己をも他人をも手段として遇してはならない。
意志あるものは目的であるべきだ。

直観は感情を引き起こす。
感情にこそ宗教の本来の領域がある。
私は宗教の本質は感情の順位付けであると思う。

シュライエルマッハー。
宗教的感情は絶対依存の感情、自由の感情は芸術に適合する。
芸術と宗教の類似と対比が面白い。

フロイトの科学的な宗教観。
神とは幼児的な依存感情に基づく強大な父の幻想である。
宗教は強迫神経症に似ているとも。

心理学者ジェイムズの"回心"。
絶望的な分裂した意識から喜びに満ち安らかな統一した意識への転換。
悟るということ、道を知るということ。
これは宗教だけにこだわる必要はない。

・今日の一言
神とは幼児的な依存感情に基づく強大な父の幻想である。(フロイト)
God is an illusion of the mighty father based on psychological dependence of babyhood. (Freud)
하느님은 유아적인 의존 감정에 근거하는 강대한 아버지의 환상이다. (프로이트)
上帝是一种强烈的对父亲幻想,起因于幼儿性的想依靠父亲的情感。(弗洛伊德)

タグ:島薗進
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