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魏の武帝 曹操(新人物往来社文庫) [本(人物伝記]

『魏の武帝 曹操』
石井仁(魏晋南北朝史、中国軍制史)
新人物往来社文庫(2010)


曹操の親友たる丁沖、字は幼陽、丁夫人の一族

後漢では人質は無視して攻撃逮捕するもの、
橋玄のエピソード

袁紹は曹操より十歳近く年上で、曹操の庇護者
桓帝と霊帝はいわれるほど暗愚ではない

無上将軍と称した霊帝、
西園軍を設立、牧伯制の採用

後漢の人々にとって、光武帝はヒーローだった。袁紹や袁術などは、悪くいえば、光武帝にかぶれていたふしがある。ふたりにくらべれば、よほど自由な発想のもちぬしだった曹操や劉備でさえ、光武帝の幻影から逃れることはできなかった。

荀彧の妻は宦官唐衡の養女
軍師と軍師祭酒は、鄧禹が設立したものを曹操がまねた

曹操の唯一の心残りは丁氏のこと
官渡の戦いの曹操軍が一万満たず、数千、歩兵五千とされるのが公式見解

ちょっと知恵があるばかりだ。曹操の知恵自慢

梁冀は鄧禹に比せられて封邑を得る
袁遺、伯業。大成した後も学び続けた人

☆☆☆☆☆
"英雄曹操から南宋から姦雄曹操への流れ"
石勒がすでに寡婦や孤児をだまして国を取ったと非難している
当時から英雄と認められていたとはいえないと思う。

p176に後漢初期の群雄割拠図がある。

難易度2/5 推薦度3/5



『曹操:三国志の真の主人公』
堀敏一(東洋史)
刀水歴史全書(2001)


田租、戸調の制度の創始

背が低いことを気にしていた曹操

荊州でも徐州でも家族を捨てて逃げた劉備
魏略の劉禅の奴隷として売られた説

孫権が張昭に従っていれば
戦乱は終わり天下は平和になった

単家であった薛夏、郷里では何度も殺されかける、
曹操に優遇されて出世するも郷里は危険で帰れず

☆☆☆☆☆
屯田の分析など。
豪族の地域での力の凄さが興味深い。

難易度2/5 推薦度2/5

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