SSブログ

日本仏像史講義(平凡社新書) [本(仏教]

『日本仏像史講義』
山本勉(日本彫刻史)
平凡社新書(2015)


日本書紀での仏教公伝は552年

鑞型鋳造、
土に鑞また土で包み加熱して
鑞を溶かしてそこに溶けた銅を注ぐ

飛鳥寺本尊丈六仏の鞍作鳥と、
法隆寺金堂釈迦三尊像の止利仏師は同一人物

釈迦三尊像は聖徳太子と等身

塑像:木に縄を巻いて粘土を塗りへらで造形
乾漆像:塑土で形を作り麻布を漆で貼り内部の土を抜き表面に漆を塗る
せん仏:土を型に入れて焼いて作る
押出仏:鋳銅の型に薄い銅板を載せて槌で打ち出す

阿形と吽形、法隆寺の中門金剛力士像
神宮寺、仏像を祀る神社

正純密教とは、初期の密教の諸尊を、
大日如来を中心とする金剛界と胎蔵界の両界曼荼羅によって体系化したもの

鎌倉の運慶の作品
鎌倉大仏は極端な猫背、高徳院銅造阿弥陀如来坐像

☆☆☆☆☆
新書にしてはちょっと難しめか。

難易度4/5 推薦度3/5



『「メガネをかけたようにわかる」仏像の見方』
『サライ』編集部
小学館(2002)
(ポケットサライ)

不動明王は大日如来の化身で、火中から子供を救い出そうとしている親の必死の形相である。よく見ると、涙で目がうるんでいる。
Acala is an incarnation of Dainichi Nyorai, his expression is that of a desperate parent trying to save their child from a fire. If you look closely, you will find his eyes are filled with tears.

天部は釈迦が王子の頃に仕えていた家来がモデル
仏像と同じポーズをとる
三十三間堂の千体千手観音菩薩像、通常は42本
樹齢2500年の櫟の古木、甲賀の櫟野寺
実際には1040本ある藤井寺の千手観音坐像

☆☆☆☆☆
千本より多い千手観音坐像とは……。

難易度1/5 推薦度3/5



『仏画入門』
山田美和(仏画、写仏)
春秋社(2015)
 

仏像の誕生は紀元前一世紀のガンダーラ地方

仁和寺の御室版の曼荼羅、
金剛界曼荼羅と胎蔵曼荼羅、
大日経と金剛頂経に対応、
諸仏が一つ一つ別々の紙に描かれた研究用の図

狩野芳崖の名作、悲母観音
千手観音で有名な京都の蓮華王院の三十三間堂
三十三観音霊場
上求菩提、下化衆生

☆☆☆☆☆
主に六観音の描き方。

難易度3/5 推薦度3/5

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。