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人類の歴史を変えた8つのできごとI:言語・宗教・農耕・お金編(岩波ジュニア新書) [本(歴史]

『人類の歴史を変えた8つのできごとI』
眞淳平(編集者、ライター)
岩波ジュニア新書(2012)


言語は一万年ほどで
もとの言葉の痕跡をまったく残さなくなるほど変化

人類が言語を生み出したのは
一回かぎりのことではなかった

ルターの『95か条の論題』はベストセラー、30万部以上
2008年、世界の大人の15%は文盲
シュメル神話にノアの箱船と同じ話

ローマ帝国でキリスト教が広まった理由。
偶像礼拝の許可、割礼の禁止、帝国の公職と軍務の許可

コンスタンティヌスのニケア公会議、三位一体論が成立
古代ギリシャの科学が世界の広さを証明し、精霊が必要となった
ヨーロッパではキリスト教信仰が弱まっている
アッラーは神を意味する普通名詞

農耕の始まりは紀元前10700年頃
東南アジアで紀元前13000年頃にタロイモやヤムイモの栽培
紀元前30000年イヌ、8000年ヒツジとヤギ、7000年ブタ、6000年ウシ、4000年ネコ
病原菌やウイルスは家畜から

ハンムラビ法典の利子率の規定
カトリック教会がキリスト教徒同士の利子を禁止したためユダヤ金融が発達
北宋で交子という紙幣が誕生
1661年スウェーデンのストックホルム銀行が銀行券を発行
ヨーロッパ各国は貿易依存度が高く為替リスクを避けるためユーロを導入

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度3/5

言語と思考の弱い関係性の存在を否定する研究結果、というんだけど、そんなのあるか?ないと思うんだけどな。まともな研究者で、言語と思考の弱い関係性の存在を否定する人はいないと思う。

世界言語としてのグロービッシュが登場しつつある、というがこれはないと思うよ。まず標準の英語に吸収されると考えざるを得ない。

ルターは人間に自由意志はないとした。これは親鸞の宿業観と似ていて興味深い。ルターと親鸞の類似は面白い点。

・今日の一言(本文より)
751年、唐王朝とアッバース朝の間で「タラス河畔の戦い」という戦争が起き、中国の紙職人が捕虜になったことで、製紙法がアラブ地域にもたらされた。
751년 당나라와 아바스 왕조 간에 "탈라스 전투"가 발생하고 그 결과 중국의 종이 장인이 포로가 되고, 제지법이 아랍 지역에 전해쪘던 것이다.
公元751年,唐朝和黑衣大食之间发生了怛罗斯战役,中国的造纸工匠成为俘虏,结果造纸法就传到阿拉伯地域。
In 751 AD the battle of Talas broke out between Tang Dynasty China and the Arab Abbasid Caliphate and as a result paper-making techniques arrived in the Arab region through the Chinese paper craftsmen among the captured prisoners.

タグ:眞淳平
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