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朱元璋(中国人物叢書〈9〉) [本(東洋史]

『朱元璋(中国人物叢書〈9〉)』
谷口規矩雄(東洋史学)
人物往来社(1966)


漢文の読めない皇帝に、
漢文の読めないものが総裁になり、
漢文で書かれた書物を編纂して献じた元代

劉福通は開封を占領
大都に迫った毛貴、屯田など統治にも成功したが暗殺される

父は朱世珍
貧民というより流民
徐達、湯和と往来するようになったのは皇覚寺に戻った21歳頃
よほど醜男だったのだろう

腹心の24人衆:徐達、湯和、吳良、吳楨、花雲、陳德、顧時、費聚、耿再成、耿炳文、唐勝宗、陸仲亨、華雲龍、鄭遇春、郭興、郭英、胡海、張龍、陳桓、謝成、李新材、張赫、周铨、周德興

朱元璋の養子、義男児、20余人

項羽の再来と言われた陳友諒
知謀をもって聞こえた張士誠の弟張士徳
六王:徐達、常遇春、鄧愈、沐英、湯和、李文忠
1391年人口5677万人、元の最盛期は5000万人に届かず

国初の勅令はほとんど宋濂が草した
拷問のための毒薬琵琶

朱元璋の寝台は皇帝の金竜の飾りをのぞくと一般家庭と変わらず
朱元璋の食事は馬皇后が自ら作った
馬皇后は文盲だったが
字を知る女官から学ぶ読み書きでき故事に通じるようになった
朱元璋も戦いのひまに詩文も学び故事にも通じるようになった。
メモ用紙を手放さず、衣服に綴じつけた
毎日平均200の報告書を読み、400件の案件を処理した

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

劉基、李善長の意見より朱元璋の意見が正しいことが多い。
朱元璋は謀略家として超一級だったようだ。

・今日の一言(本文より)
太祖以制藝取士,與秦焚書之術無異,特明巧而秦拙矣,其欲愚天下之心一也。
秦の始皇帝は書物を焚いて天下を愚にしようとしたが、明の太祖は学問を奨励して天下を愚にした。
진시황(秦の始皇帝)은 서적을 불태움으로서 사람들을 어리석게 하려고 했는데, 명 태조(明の太祖)는 학문을 장려함으로서 사람들을 어리석게 했다.
Qin Shi Huang burned books in attempt to make people fools, but Emperor Hongwu made people fools by promoting learning.

タグ:谷口規矩雄
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