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行く河の流れ:物語と仏教 [本(仏教]

ikukawa.jpg 『行く河の流れ:物語と仏教』
真野龍海(浄土宗、梵語)
浄土宗(1984)


『かもめのジョナサン』は、
まったく仏教の教え、菩薩の精神を根底に持つ、
いわば準経典といっても過言ではない。

厭離穢土欣求浄土。徳川家康の旗指物
重衡は五逆の第三から第五まで犯したことになる

天台の教えでは迷いと悟りの状態を十界とする。
仏・最高の悟り>菩薩・人を救う>独覚・自らのみ悟る>
声聞・教えを聞く>天上・心定まる>人間・道を守る>
修羅・争い>畜生・おろか>餓鬼・貪り>地獄・怒り

宗論はどちらが負けても釈迦の恥
日野の重衡塚、法界寺、方丈庵

もの忘れが多い仏の弟子、周利槃特、
その墓から生えた茗荷を食べるともの忘れがひどくなるという伝説

死んだ人は誰にも害を与えない。
人に悪いことをするのは生きている人だ。
ヨハンネス、アンデルセン

Break the chains of your thought, and you break the chains of your body, too.
思考の鎖を断つのだ、そうすれば肉体の鎖も断つことになる。
ジョナサン

日蓮上人の念仏無間と非難
法然は無間の念仏が大切とした
法然の弟子安楽。天才的な美声で音曲者

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度3/5

・今日の一言(本文より、法然)
露の身は ここかしこにて きえぬとも こころは同じ 花のうてなぞ。
はかない露のようなこの身が、こちらやこちらや、どこで亡くなってしまったとしても、心は同じ蓮台、きっと浄土でお会いできることでしょう。
덧없는 이슬 같은 그 몸이 이쪽이나 저쪽이나 어디에서 사라졌다고 해도, 우리 마음은 같은 연대(蓮臺) 위에 있다. 꼭 정토에서 만 날 수 있을 겁니다.
像转瞬即逝的露水一样的自己,可能会在这里或那里,可不管在哪儿消失,我们的心都同在一个莲台上,肯定会在净土再相会。
What though our bodies, fragile as the dew,
Melt here and there, resolved to nothingness?
Our souls shall meet again, some happier day,
In that same lotus-bed where now they grow.



ojo.jpg 『往生』
真野龍海(浄土宗、梵語学)
国書刊行会(2000)


往生 Going to the Pure Land
小往生、有余往生
選択集、仏の選択

人は生まれて、死んでいくのではなく、
人は生まれて、愛して、死ぬ。

お地蔵さまは道路のそばに置く

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度3/5

在家佛教など雑誌の連載より
お地蔵さまの話が面白い。

タグ:真野龍海
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