秦帝国の領土経営:雲夢龍崗秦簡と始皇帝の禁苑 [本(英語学習]
『秦帝国の領土経営』
馬彪(歴史学)
京都大学学術出版会(2013)
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5
起居注の話や、禁中や禁苑を巡る考察。
付録に龍崗秦簡の訳注がある。
・今日の一言(本文より)
亡人挟弓弩矢居禁中者、棄市。
亡命者が弓、弩、矢を持って禁中に居れば、棄市の罪である。
망명자가 활, 석궁, 화살을 가지고 궁궐 안에 있다면 공개 기시(棄市, 죄인의 목을 베어 시체를 전시함)의 죄가 된다.
Any fugitives found with a bow, crossbow, and arrows in the area of the Imperial ground will be charged and sentenced to public execution.
『中国古代車馬の考古学的研究』
趙海洲(考古学)
科学出版社東京(2014)
馬の八尺以上は以て龍と為す。周礼
鐙は馬術の巧みな騎馬民族が発明したものではなく、
乗馬の下手な農耕民族の漢人が
乗馬時の足掛けとして三世紀後半に発明した。
樋口隆康
単轅から双轅へ変化。後漢中期では双轅が主流
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5
車の部品の分類と解説。
p83から車の図版多数ある。
『中国逍遥:『中論』『人物志』訳註他―』
多田狷介(東洋史学)
汲古選書(2014)
有争気者勿与辨也。
争いの気のある者と弁論してはならない。
荀子
馬王堆一号墓、154cm34.4kg
貴人は光武帝に始まる
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5
徐幹『中論』と劉邵『人物志』の全訳と随筆
漢代の鳳凰山168号墓、166cm52.5kg60歳、外形は基本的に完全
死亡時の推定体重ではなく、実測値らしい。
二千年も腐敗していないのが凄い。
『両漢儒教の新研究』
渡辺義浩(中国古代史)
汲古書院(2012)
北斗七星は帝の車
郭店楚簡『太一生水』の太一は
女性であるかのように表現されている
後漢における天の祭祀は、
光武帝期に定められた郊祀制度が継承されている
鄭玄の六天説
教義の眼目を「治鬼療病」に置く「初期天師道」
後漢の明帝年間、洛陽、西安を中心とする中原で確立
解注器、非業の死を遂げた人が
苦しみ生きている人に災いをもたらしているのを解除する儀礼のための器具
『赤松子章暦』
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5
光武帝期・明帝期を通じて、後漢は匈奴の侵攻に苦しみ続ける、というが、
南匈奴帰服後とは様相が全く違うのだけど?
『中国古代国家と社会システム:長江流域出土資料の研究』
藤田勝久(中国古代史)
汲古叢書(2009)
敦煌の壁書、四時月令、
中央からの文書による命令の伝達
試験で5000字以上を暗誦して史となった者に、
郡で8体の文字を試して、中央の太史が採点し、
そのトップの一人を県の令史とする。
三年に一回試験して最高の一人を選んで尚書の卒史とする
女性名:南、子駝、移、平、規、子趙、子見、燕、妨、精
伍子胥の兵法書『蓋廬』
笥牌、壁書と扁書
扁書。郷、亭、市、里の高くて見やすい場所に扁書する
文書、壁書、扁書、詔書の読み聞かせ、口頭の伝達
旅行の一日の行程は25~70km
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5
命令と文書の伝達ルートの研究
戦国時代の包山楚簡と睡虎地秦簡、
秦代の里耶秦簡、漢代の張家山漢簡「津関令」の検討など
馬彪(歴史学)
京都大学学術出版会(2013)
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5
起居注の話や、禁中や禁苑を巡る考察。
付録に龍崗秦簡の訳注がある。
・今日の一言(本文より)
亡人挟弓弩矢居禁中者、棄市。
亡命者が弓、弩、矢を持って禁中に居れば、棄市の罪である。
망명자가 활, 석궁, 화살을 가지고 궁궐 안에 있다면 공개 기시(棄市, 죄인의 목을 베어 시체를 전시함)의 죄가 된다.
Any fugitives found with a bow, crossbow, and arrows in the area of the Imperial ground will be charged and sentenced to public execution.
『中国古代車馬の考古学的研究』
趙海洲(考古学)
科学出版社東京(2014)
馬の八尺以上は以て龍と為す。周礼
鐙は馬術の巧みな騎馬民族が発明したものではなく、
乗馬の下手な農耕民族の漢人が
乗馬時の足掛けとして三世紀後半に発明した。
樋口隆康
単轅から双轅へ変化。後漢中期では双轅が主流
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5
車の部品の分類と解説。
p83から車の図版多数ある。
『中国逍遥:『中論』『人物志』訳註他―』
多田狷介(東洋史学)
汲古選書(2014)
有争気者勿与辨也。
争いの気のある者と弁論してはならない。
荀子
馬王堆一号墓、154cm34.4kg
貴人は光武帝に始まる
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5
徐幹『中論』と劉邵『人物志』の全訳と随筆
漢代の鳳凰山168号墓、166cm52.5kg60歳、外形は基本的に完全
死亡時の推定体重ではなく、実測値らしい。
二千年も腐敗していないのが凄い。
『両漢儒教の新研究』
渡辺義浩(中国古代史)
汲古書院(2012)
北斗七星は帝の車
郭店楚簡『太一生水』の太一は
女性であるかのように表現されている
後漢における天の祭祀は、
光武帝期に定められた郊祀制度が継承されている
鄭玄の六天説
教義の眼目を「治鬼療病」に置く「初期天師道」
後漢の明帝年間、洛陽、西安を中心とする中原で確立
解注器、非業の死を遂げた人が
苦しみ生きている人に災いをもたらしているのを解除する儀礼のための器具
『赤松子章暦』
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度2/5
光武帝期・明帝期を通じて、後漢は匈奴の侵攻に苦しみ続ける、というが、
南匈奴帰服後とは様相が全く違うのだけど?
『中国古代国家と社会システム:長江流域出土資料の研究』
藤田勝久(中国古代史)
汲古叢書(2009)
敦煌の壁書、四時月令、
中央からの文書による命令の伝達
試験で5000字以上を暗誦して史となった者に、
郡で8体の文字を試して、中央の太史が採点し、
そのトップの一人を県の令史とする。
三年に一回試験して最高の一人を選んで尚書の卒史とする
女性名:南、子駝、移、平、規、子趙、子見、燕、妨、精
伍子胥の兵法書『蓋廬』
笥牌、壁書と扁書
扁書。郷、亭、市、里の高くて見やすい場所に扁書する
文書、壁書、扁書、詔書の読み聞かせ、口頭の伝達
旅行の一日の行程は25~70km
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5
命令と文書の伝達ルートの研究
戦国時代の包山楚簡と睡虎地秦簡、
秦代の里耶秦簡、漢代の張家山漢簡「津関令」の検討など
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