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中国宗教思想 1 岩波講座 東洋思想〈13〉 [本(東洋思想]

『中国宗教思想 1』
福永光司(中国古代中世哲学史)
岩波書店(1990)


性理は唐代仏教学の宗教哲学用語
宇宙の最高神は北極星、星の神学、
太陽神より強いのが中国の特徴

宇佐八幡は諸葛孔明の八陣図までさかのぼる
本地垂跡。儒童菩薩が中国で孔子となり、
摩訶迦葉が老子に
老子がインドに行って仏となった

人未生在元気之中、既死復帰元気。
人未だ生まれざるときは、元気の中に在り。
既に死すれば、復た元気に帰る。論衡

中国思想の特徴。静止したものを流動するものよりも優位に置くこと
東洋の遊びの哲学。遊戯三昧と一所不住
三世紀には儒教も仏教も道教と呼ばれていた
瓦石も成仏できる、8世紀中国
道教の聖典、雲笈七籤、道教の実践者として墨子が登場
名剣宝刀を示す霊宝
中国文明が矛盾し対立する異質的なものの同時存在に極めて寛容
無神論を主張した荀子、人間の力で天を制御して役立てよとも
王充も無神論

封禅は神と人との一対一の交わりの中でなされる厳粛な祈りの儀式
仏ははじめは不老不死の仙人として理解された

一元4560年一紀1520年の循環周期。楽緯『叶図徴』
一元の七倍31920年、64倍291840年周期を説く易緯『乾鑿度』
天地は291840で再び太素の始源に戻ることを説く礼緯『斗威儀』
司命神信仰は緯書のなかで北極星や北斗星へ発展

生成の始元。太易⇒太初⇒太始⇒太素⇒太極
讖緯の学問は内学と呼ばれた
七緯六経

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

太陽より北極星が上って面白いな。

・今日の二言(本文より、老子と周易)
道生一,一生二,二生三,三生万物。
道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず。
道는 하나를 낳고 하나는 둘을 낳으며, 둘은 셋을 낳고 셋은 만물을 낳는다.
The Tao produced One; One produced Two; Two produced Three; Three produced All things.
One is the child of the divine law. After one come two, after two come three, after three come all things.

易有大极,是生两仪,两仪生四象,四象生八卦。
太極は両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。
역에는 태극이 있고 태극이 양의를 낳으며, 양의가 사상을 낳고 사상이 팔괘를 낳는다”
Out of Taichi it splits into two, then two into four, four into eight, till countless numbers or components are achieved.

タグ:福永光司
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