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源義経(岩波新書) [本(人物伝記]

『源義経』
五味文彦(日本中世史)
岩波新書(2004)


母に抱かれて大和国の竜門牧に行く
母が藤原長成と再婚
鞍馬山で童として教育を受ける
鞍馬山を出てさまよう
奥州の秀衡を頼る
義経の母常盤、平清盛との間に女子一人
佐々木高綱の名馬いけづき
梶原景季の名馬するすみ

一の谷の合戦は不意打ちの勝利。和平交渉中の油断
木曽義仲を討ち取った伊勢三郎能盛。壇ノ浦では平宗盛、清宗を生け捕る
義経と静との出会いは元暦元年1184の頃

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度3/5

一の谷の合戦は不意打ちなのか。イメージと違うな。

・今日の一言(本文より)
これにより鎌倉での静の抑留生活は解かれ、帰洛が可能となったが、生まれたのが女子ならば母の静に与えられるところが、男子であったために将来を恐れて未熟の時に命を絶つものとされた。
이것으로 인해 가마쿠라(鎌倉)에서 억류 생활하던 시즈카(靜)는 풀려 나서 교토에 돌아갈 수 있게 되지만, 여자아이가 태어났다면 어머니 시즈카(靜)에게 주어지는데, 남자아이가 태어났기 때문에 적군은 장래를 두려워해서 아이가 어렸을 때 목숨을 거두기로 한다.
由此静在镰仓的被扣留的生活结束了,她可以回到京都了。可是出生的孩子是女孩儿的话还给静,但是她生的是男孩儿,因恐将来的危险因素,要把还没长大的孩子给杀掉。
Due to this Shizuka was freed from her detention in Kamakura and could return to Kyoto but the enemy decided to kill the infant since it was a boy because they worried about the future. If the baby Shizuka gave birth to had been a girl they would have given the infant/baby to the mother.

『鎌倉と京:武家政権と庶民世界』
五味文彦(日本中世史)
講談社学術文庫(2014)


男が200万人女が300万人の人口
たった数時間で終わった保元の乱
藤原信西-1159。中国語も話す
九州の地は一人の有つところなり。

九カ国を管轄とする惣官職をおいて宗盛が惣官となる
京から770里の伊豆、1225里の土佐
頼朝の24人への悪口手紙

後白川法皇1127-1192、君主の器量なし、
帝王としての教養に欠ける、人の心理を読むのに長け、抜群の記憶力を持つ

自らを南無阿弥陀仏と称した重源1121-1206
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
平家物語が参考にしたのは藤原行隆の日記
軍記物『保元物語』『平治物語』『平家物語』『承久記』
承久の乱で皇位決定権が幕府に

御成敗式目を制定した北条泰時1183-1242
九条道家1193-1252の徳政
1136年9月春日若宮おん祭の開始

律宗の叡尊、非人2000人に施し。ハンセン病救済施設の建設
最大の荘園領主は院=上皇
博多に多くの宋人。北の筥崎宮の周辺に宋商人の大唐街
市は河原に
越後の鮭
奴隷=下人、人身売買の横行
一味神水と列産強訴
夜討ちこそは天下第一の武者の芸
似絵と花押
百姓も花押を署名する
1279年、一遍の踊り念仏の始まり。一向俊聖も踊り念仏は1274年

嘉禄の法難。
流罪を求める側に法然の門弟だった聖覚1167-1235、
流罪にならなかった西山派の証空1177-1247。
浄土宗の分派間の対立も影響か

叡尊1201-1290と忍性1217-1303の文殊菩薩信仰。
慈悲に過ぎたと評された忍性、橋を189、道を71カ所建設する

文永の役1274の元軍の退却の謎、日本軍不利なままだった
異国征伐として高麗へ遠征軍を派遣する計画
1281年7月29日の暴風雨で元の遠征軍が全滅

安達泰盛1231-1285。
四方発遣人、鎮西談議所、弘安の改革、霜月騒動

亀山天皇1249-1305の徳政の賞賛
後醍醐天皇の倒幕陰謀、天皇御謀反1324

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

鎌倉時代の概説。聖覚は謎だなあ。

『日本の中世を歩く:遺跡を訪ね、史料を読む』
五味文彦(日本中世史)
岩波新書(2009)


空より参らむ。羽たべ若王子。
空から参ろう、その羽を下さいな、若王子よ。
平等院の池越しに見る阿弥陀像

父の藤原道長が建てたのが法成寺の無量寿院
子の藤原頼道が建てたのが平等院鳳凰堂

藤原清衡の中尊寺金色堂
二代基衡の毛越寺
三代秀衡の無量光院

博多綱首、商船の運行を請け負う
後深草院二条の『とはずがたり』
三河や尾張は山賊の出没するところ
上杉憲実の足利学校、栃木県

東海の国の日本の皇子である聖徳太子は
如来が日本に降臨した観音菩薩である。

☆☆☆☆☆
難易度4/5 推薦度2/5

ちょっと難しいような。予備知識がないとつらい。

タグ:五味文彦
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