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平安王朝(岩波新書) [本(日本史]

『平安王朝』
保立道久(日本中世史)
岩波新書(1996)


桓武天皇。
身辺を掃除する采女に表袴という
簡便な袴を着せる。
御するに便ならむと欲し

大伴家持。歌人というより不屈の陰謀家
桓武の母は百済王の系統
坂上田村麻呂。毘沙門天の化身

日本書紀の人徳とは勢いのある人柄のこと。
残虐で知られた雄略天皇は有徳の君

つひに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思わざりしを。

光源氏のモデルとしての在原業平
暴君の陽成天皇
55歳即位の光孝天皇。質実な人柄

中国の古典の訓古学をめぐる論争が結婚の契約で閉じる
宇多天皇の側近、菅原道真
醍醐天皇の即位直後に道真を左遷
平将門は菅原道真の霊魂から新皇の位記を授かったと称して蜂起
冷泉天皇。精神疾患
花山天皇と一緒に出家しようとして寺の前で引き返した道兼

内裏の神鏡が大火で溶け去る
道長による王統の統一
皇太子の空位が常態化

鳥羽天皇と璋子の子は実は崇徳天皇は白河法皇の子、
自分の子が叔父でもある

男色の縁を広げることが政治的行為だった頼長
藤原能盛、摂津の大輪田泊を修築し貿易港として発展させる
頼朝の日本国第一の大天狗は後白河ではなく高階泰経のこと

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

平安時代は古代と中世の分岐点だそうで、
中国史だと後漢相当かな。

・今日の一言(本文より、)
此世をば 我が世とぞ思う 望月の かけたることも なしとおもへぱ
(この世は 自分のためにあるようなものだ 満月のように 何も足りないものはない)
이 세상은 자신을 위해서 있는 것 같다. 보름달처럼 모자란 것이 하나도 없다
It seems this world exists for me, there is nothing missing like the full moon.
天下當我有,望月不曾缺。

タグ:保立道久
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