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禅のこころ:その詩と哲学(ちくま学芸文庫) [本(仏教]

『禅のこころ:その詩と哲学』
竹村牧男(印度哲学)
ちくま学芸文庫(2010)


概念のもつ正確な特性は、
それが他のものではないということ

アリストテレス。まず運動があってその数が時間を示す
ベルクソン。運動というものもすでに空間である
道元。存在を離れて時はなく、時を離れて存在はない。

坐禅中のエネルギー代謝は基礎代謝の75-95%

禅問答の不思議な返答。
麻三斤も乾屎橛も花薬欄も
そこに見えていたもの手に取っていたもの。
いまここに生きているか、を問うているのだ。

仏教の本質は、
今ここでおのずからなすべきことをなすこと。

遊行念仏の空也上人が夢で、極楽へ行く。
ところがそこに阿弥陀仏がいない。
阿弥陀仏は娑婆にいて忙しいからであった。

教行信証を借りて読んだ良寛。
禅宗の人にも興味深いようだ。

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

禅の本質がわかる良書。

・今日の一言(本文より、道元が人の本来の姿を詠んだもの)
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり。
봄은 꽃, 여름은 두견새, 가을은 달, 겨울은 눈이 차갑고 추운 것이다.
Flowers in spring, a little cuckoo in summer, the moon in autumn, cold snow in winter and I feel chilly.
春天是樱花,夏天是杜鹃,秋天是月亮,冬天是凛冽寒冷哪。

タグ:竹村牧男
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