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ヘイト・スピーチとは何か(岩波新書) [本(日本の問題]

『ヘイト・スピーチとは何か』
師岡康子(弁護士)
岩波新書(2013)


ヘイト・スピーチとは差別扇動

在日朝鮮人の自殺率は
日本社会の平均より二~三倍高い

アメリカ法では原則として表現規制を認めておらず、
世界の中でも特殊な位置にある。

イギリスの総人口の14%は非白人。ロンドンでは55%
ドイツの外国籍人口は8%

カナダ、オーストラリアの国家元首はイギリス国王

刑事告訴できるのは検察官のみ
主要な人権条約には個人通報制度が設けられている
中国の刑法はマイノリティへのヘイト・スピーチに限定して規制対象に
日本の2%弱が外国籍

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度4/5

世界のヘイト・スピーチ対策とその歴史。
英独加豪の例と比較されている。

1948年ドイツのアンケートでナチズムはよい理念と
答えた人が48%もいたのが怖い。

・今日の一言(本文より、憲法12-2)
国民は表現の自由を濫用してはならず、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う。
The people shall refrain from any abuse of these freedoms and rights and shall always be responsible for utilizing them for the public welfare.
国民不得滥用自由与权利,并应经常负起为公共福祉而利用的责任。
또한 국민은 자유 및 권리를 남용하여서는 아니 되며, 항상 공공 복지를 위하여 이를 이용할 책임을 진다.

タグ:師岡康子
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