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仏陀:その生涯と思想(角川選書) [本(仏教]

『仏陀:その生涯と思想』
増谷文雄(宗教学、仏教学、浄土宗)
角川選書(1969)


ソクラテスと称する人が、以前この世にいたことを、
人類は、いくら想いおこしても足りない。ミル

天上天下……は初転法輪の変化したもの
四たび出遊して生老病死を見た話は形式化された粉飾
サキャ族は一種の共和制

釈尊の法はカントの形式

悟りを得たものは一の矢は受けるが二の矢を受けない
無我とはかれを忘れることでも自己のことを捨ておくことでもない
我とは花の香りのようなもの

布施は何かの対価ではない。人格に対する尊敬の表現
庶民には天界や地獄も説くが祈祷は否定

☆☆☆☆☆
文章の比較検証、キリスト教との比較など興味深い。

・今日の一言(本文より、聖書)
And if thy right eye offend thee, pluck it out, and cast it from thee, And if thy right hand offend thee, cut it off, and: cast it from thee.
もし右の目なんじをつまずかせば、抉りだして棄てよ。もし右の手なんじをつまずかせば、切りて捨てよ。
若是右手叫你跌倒,就砍下来丢掉。若是你的右眼叫你跌倒,就挖出来丢掉。
만일 네 오른 눈이 너로 실족하게 하거든 빼어 내버리라, 또한 만일 네 오른손이 너로 실족하게 하거든 찍어 내버리라.

gendaibukkyonyu.jpg 『現代仏教入門』
増谷文雄(宗教学、仏教学、浄土宗)
角川選書(1980)


道元。人々みな仏法の器なり
法然。われはその器にあらず

天台にもある性悪思想
自恣。他の比丘に自己の過誤を指摘させる
欲望そのものは無記。良くも悪くもない

涅槃に近いもの。ストア哲人のアパテイア、ギリシャ人のアタラクシア

☆☆☆☆☆
現代とつける意味はわからないな……

タグ:増谷文雄
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