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何も共有していない者たちの共同体 [本(哲学思想]

『何も共有していない者たちの共同体』
アルフォンソ・リンギス(哲学者、現象学)
洛北出版(2006)


原題:The Community of Those Who Have Nothing in Common 1994

西洋が科学と呼ぶものは、観察の蓄積ではなく説明の体系である。
What the West calls science is not accumulations of observations but explanatory systems.

このもう一つの別の共同体は、作品のなかにではなく、事業と企てを中断させることによって姿を現す。
This other community forms not in a work, but in the interruption of work and enterprises.

「なんて君は美しいのだ!」と、まったく、あるいはめったに言わない人たちがいる。
There are people who never, or rarely, say "How beautiful you are!"

☆☆☆☆☆
共感と顔、言葉の力など。
この本は散文詩か小説か?

・今日の一言(本文より、ある女性科学哲学者)
If Einstein had not slipped out in time from Nazi Germany, there is every reason to think we would never have the special theory of relativity.
アインシュタインがナチス政権下かのドイツからうまく逃げおおせていなかったとしたら、人類が特殊相対性理論をもつに至っていなかった可能性は十分にあることなのです。
아인슈타인이 나치스 정권 하인 독일에서 잘 도망치지 않았더라면 인류는 특수상대성이론을 알 수 없게 되었을 거라고 생각할 만한 이유가 충분히 있습니다.
爱因斯坦从纳粹政权下的德国逃不出来的话,完全有可能人类得不到特殊相对论。


特殊相対性理論は1905年発表で、ナチス政権の成立は1933年なんだけど……。

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