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新自由主義の帰結:なぜ世界経済は停滞するのか(岩波新書) [本(経済学思考法]

『新自由主義の帰結』
服部茂幸(理論経済学、マクロ経済学、金融政策)
岩波新書(2013)


2002-2007のアメリカと
日本の経済成長率は変わらない。
アメリカの縁故資本主義。
金融危機は天災ではなく、100%人災である。
経営者資本主義から機関投資家資本主義へ。

70年代以降のアメリカ経済は
「失われた40年」だった
財政が健全な国はノルウェーとスイス。
先進国の財政悪化の原因が放漫財政にあるという主張は必ずしも正しくない。
金持ち減税と支出削減の組み合わせは不況を悪化させる政策。

☆☆☆☆☆
現代アメリカ経済史、新自由主義経済の失敗史。

経済学者は、先進国に財政が健全な国がノルウェーとスイスの二つしかないことについて、正しい説明をするべきだと思う。

・今日の一言(本文より、クルーグマン)
Most work in macroeconomics in the past 30 years has been useless at best and harmful at worst.
The last 30 years development in macroeconomic theory has, at best, been spectacularly useless or, at worst, directly harmful.
過去30年間のマクロ経済の発展の大部分は誤りであった。
과거 30년 동간의 마크로 경제학의 발전은 대부분이 잘못된 것이었다.
过去三十年来发展的宏观经济学的大部分是错误的。

タグ:服部茂幸
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