仏教の真実（講談社現代新書）

『仏教の真実』
田上太秀（インド仏教学、臨済宗）
講談社現代新書（2013）

神も霊魂も人間の想像の産物であり、
あると思いこんでいるにすぎない。釈迦

Godの語源は呼びかけられるもの
Godの愛は信じる者へのみ

慈悲はすべての人に平等に

夫は妻に尽くすこと、妻は夫を愛すること。
従業員は事業主に尽くすこと、事業主は従業員を愛すること。
『六方礼経』

苦＝思うようにならないこと
衆縁和合＝縁起
さとりと解脱は違う
八正道を体現できたら解脱できる

釈迦はマガタ国王お抱え外科医ジーヴァカに人体の知識を学ぶ
釈迦は医者と患者とのやり取りを参考にして、
四苦八苦の苦しみから解放される方法を説いている。
煩悩は心の汚れ、シミ
欲は本来悪ではない。妄執した結果悪くなる

仏像の手の形。
胸の前で両手を軽く接している形：説法。
右の手のひらを肩の辺りで前を向ける：恐れることはない。
左の手のひらを腰の辺りで前に向ける：願いをかなえる

☆☆☆☆☆
p56に、アメリカは平和な国だとよく言われる、とあるが、
これは何かのジョークなのだろうか？

紀元前のインドに既に借金取りがいるのが凄いな。

・今日の一言（本文より）
借金を返済し借金取りに追いかけられなくなった心境が涅槃である。
빚을 갚고 빚쟁이들에게 쫓기지 않게 되는 심경이 열반이다.
还清了债务不再被逼的心情是涅槃。
The state of mind when you pay off your debts and are no longer hounded by the creditors is nirvana.

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