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なぜ猫は鏡を見ないか?:音楽と心の進化誌(NHKブックス) [本(人物伝記]

『なぜ猫は鏡を見ないか?』
伊東乾(作曲家、指揮者)
NHKブックス(2013)


タイトルを見て認知科学的な話が多いと思ったのだが……
著者の音楽活動の記録、仕事の全体像がわかる主著だそうだ。

著者のスタンスはよくわからない。
科学は決してそれに答えることができない、というが、
この詭弁の問題は、科学以外はそもそも答えているのかということだ。

単細胞プランクトンも意識を持つというが、
それなら一つのニューロンや白血球でも意識があるんじゃないか?
意識の定義が常識と違いすぎる。

受話器をどちらの耳に当てるか。
40代以上は過半数が左。20代以下では左右半々らしい。
ちょっと不思議だな。
右手で受話器を持ったら、右利きの人はメモできないじゃないか。

音楽家の自伝なので、音楽に詳しい人なら面白い本かもしれない。

・今日の一言(本文より、アドルノ)
Writing poetry after Auschwitz is barbaric.
アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である。
아우슈비츠 이후 서정시를 쓰는 것은 야만적이다.
奥斯维辛之后写诗是野蛮的。

タグ:伊東乾
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