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恐山:死者のいる場所(新潮新書) [本(仏教]

『恐山:死者のいる場所』
南直哉(禅僧、曹洞宗)
新潮新書(2012)


金属が腐食する。電気機械はすぐ故障する
恐山の菩提寺とイタコに一切関係はない

死後の世界の有無は無駄だからやめるのが仏教の考え
人生を最後まで勇気を持って生き切るにはどうするかが仏教のテーマ

恐山は死者への想いを預ける場所
永平寺のダースベイダー
仏教の核心的な問題は言語と体験の間にある
毎年20万人の訪問客

死者が実在する
死は実は死者の側にあるのではありません。むしろそれは死者を想う生者の側に張り付いているのです。
一番危険な欲望は正義の顔をしている
死者は他人と同じように実在する
死と死者は違う

一番の供養は思い出してあげること
パワースポット一位は伊勢神宮
電車の網棚にわざとご遺骨を忘れる人がいる
怖いところでなく懐かしいところ

☆☆☆☆☆
人生を最後まで勇気を持って生き切る、か。
これは英国のアミダ・トラストと同じ解釈だな。

・今日の一言(本文より)
人は愛したもののところへ行く。愛することを知らない人間は気の毒だな。死んでも行き場所がない。
사람은 사랑하는 자의 곁으로 간다. 사랑하는 것을 모르는 사람은 딱하다. 죽어도 갈 곳이 없다.
人去爱过的人的地方。不懂得爱的人很可怜呢。死了以后也没有地方去。
人去爱过的人的地方。不懂得爱的人很可怜呢。死了以后也没有可去的地方
People go to where their loved ones are. People who don't know love are pitiful. They have no place to go when they die.

タグ:南直哉
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