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念仏の感覚 [本(仏教]

『念仏の感覚』
児玉暁洋(真宗学、哲学)
彌生書房(1978)


般若を真宗と名づく
選択本願は浄土真宗なり
ヤスパース:真理は伝達可能性と切り離せない。
浄土真宗に僧俗の区別なし
釈尊は仏教を説いたのではなく真理を説いたのである

freedomは人格的特質。libertyは市民の権利
自由の本来の意味は奴隷でなく自分自身の家族に属していること

苦悩は超えられるべきものであって解消されるべきものではない
苦悩そのものが問題なのではない。
なんのために苦しむのかという問い叫びにたいして解答がないのが問題なのだ。

ハイデッガー:理性こそ思索の敵対者
神を主観の意識の対象としたとき神は死ぬ

知と愛の完全な同一なる知が般若。
知と愛の完全な同一なる愛が慈悲。

現在presentはただ永遠なる贈り物presentとしてのみ成り立つ。

聴く:耳できく
聞く:心にきこえる

悪と対立する善は本当の善でなく、
悪を善に転成するものこそ本当の善である

ガンジー:
宗教と政治が関係ないという人は宗教がなんたるかを知らない

一人の人を僧ということはあり得ない
僧とは真理に従う人々のこと

人間には悪を犯す自由がある

ねむらずに墓の底から叫んで下さい。過ちがくり返されそうです。

☆☆☆☆☆
自由と連帯を模索し、今我々は何ができるか考える本。

・今日の一言(本文より、ティリッヒ)
Love is the drive towards the unity of the separated. Tillich
愛は分離しているものを統一へと駆り立てる衝動である。
爱是促使离散的灵魂团聚的驱动力。
사랑은 분리된 것의 통합을 지향하는 동력이다.

タグ:児玉暁洋
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