仏教百話（ちくま文庫）

『仏教百話』
増谷文雄（宗教学、仏教学）
ちくま文庫（1985）

仏陀の教団は
平等の集いでただ幼長の区別のみある
仏陀はただ道を教える者であり、
そのため無上安穏の境地にいたり得ない弟子もいる。

食べ過ぎの王に適度に食事することを教える。
三毒。むさぼり、いかり、おろかさ。
あるいは、貪り、憎しみ、愚かしき心

怒れるものにいかりかえさぬ者は、二つの勝利を得るのである

欲望を去ることによって解脱する

我とは花の香りのようなもの。

教団を乗っ取ろうとしたデーワ゛ダッタ。
失敗後、アジャータサッツ王子をそそのかし父王を幽閉させ王位に。

残忍な盗賊アングリマーラの帰依と出家
ミリンダ王はギリシャ人メナンドロス。北西インドのギリシャ植民地の王

かくのごとく我聞く。
Thus have I heard.
如是我聞。

大乗仏教経典は初代の仏弟子たちによって結集されたものではなくて、
それ以後の時代の生産に属するもの

般若部の経典。縁起の思想を空の直観によって把握する
法華経。生きとし生ける者が仏となる思想
涅槃経。すべての者がみな仏性を有する

☆☆☆☆☆
わかりやすくて面白い。
仏教を知るのにお勧めの一冊。

・今日の一言（本文より）
善き友をもち、善き仲間とともにあることが、この道のすべてである。
좋은 친구를 가짐, 착한 동료를 지님, 착한 동반자를 지님 이것은 청정한 삶에 있어 우리에게 모든 것이다.
Admirable friendship, admirable companionship, admirable camaraderie is actually the whole of the holy life.
令人钦佩的友谊，令人钦佩的陪伴，令人钦佩的情谊实际上是整个圣洁的生活。

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