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式子内親王伝:面影びとは法然(朝日文庫) [本(人物伝記]

『式子内親王伝:面影びとは法然』
石丸晶子(国文学)
朝日文庫(1989)


忍ぶ恋の歌の相手候補はもともと藤原定家とされていた

沖深み釣りする海人の漁り火のほのかに見てぞ思い初めてし

法然は対話と座談の名手

女性の出家は丸坊主でなくオカッパ髪のことも

この世がすべてと思う業深き女。
仏法を信じるところなくお祈りもしない

法然より7歳年上の僧、澄憲の子をたびたび身ごもった高松院

内親王は僧侶ならば直接対面することができる

われはただ ほとけについか あふひくさ こころのつまに かけぬ日そなき
私はただ、いつかあの故人に再会したいと思うのみ。心の片隅に思わぬ日とてないことよ

あふと葵草、葵草は賀茂神社のシンボル、式子はこの神社の斎院
こころのつま=心の片隅と心の妻

法然と式子ゆかりの生口島の光明坊

☆☆☆☆☆
推理小説のような分析が面白い。

・今日の一言(本文より)
われはただ ほとけについか あふひくさ こころのつまに かけぬ日そなき
私はただ、いつかあの故人に再会したいと思うのみ。心の片隅に思わぬ日とてないことよ
저는 다만 언젠가 그 고인을/과/하고 재회하고 싶을뿐. 마음 한 구석에서 떠올리지 않는 날이 없거든요.
我只是想有一天能和那个死去的人再见而已。在我心里的某个角落没有一天不思念她。
I just want to meet that person who has left this world again someday. Not a day goes by that I do not think of this in the back of my mind.

I gaze and gaze each passing day
One the geranium sweet,
And for the happy day I yearn
My Amida to meet.
タグ:石丸晶子
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