佛教芸術：仏像から経典まで（潮文社新書）

『佛教芸術：仏像から経典まで』
江部鴨村（浄土真宗）
潮文社新書（1968）

仏教芸術の不合理性。

哲学は普遍的妥当的な意味（価値）の究明を任務とする
科学は事実及び事実を一貫する法則に対する普遍的な知識を目的とする
芸術は真実を目的とする
宗教は救い（解脱）を目的とする

哲学は意味、科学は事実、芸術は真実、宗教は救い

哲学の方法は思惟、科学は実験、芸術は経験、宗教は体験
経験は部分的一時的、体験は全体的永遠的
哲学は論証の形で、科学は記録と説明、芸術は表現、宗教は象徴

寺テラは朝鮮語そのまま

人は仏像を縁として真仏に接する

平家物語は仏教の世界観である十界変相図を展開したもの

福沢諭吉：
蓮如の消息文は義理明白いかなる田夫野人の耳にも入りやすい

中国の梵歌は曹植より

・今日の一言（本文より）
仏教徒が仏像を礼拝するのは仏が仏を介して仏を礼拝することだ。
불교도가 불상을 예배하는 것은 부처님이 부처를 통해서 부처를 예배하는 셈이다.
佛教徒拜佛像是佛通过佛拜佛。
That Buddhists worship an image of a Buddha, means that a Buddha worships a Buddha through a Buddha.

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