SSブログ

お経の基本がわかる小事典(PHP新書) [本(仏教]

『お経の基本がわかる小事典』
松涛弘道(浄土宗住職)
PHP新書(2004)


経蔵:お経を収めておく蔵

国際的なお経。法句経。ダンマパダ。
詩文調で語られる423の釈迦の人生訓

広隆寺の弥勒菩薩像に見せられたヤスパース
阿育王伝:アショーカ王の伝記
ヘルマン・ヘッセ『シッタルダ』

大乗仏教では欲望をなくせとはいわない。コントロールして有効に使う

チベットの死者の書は密教の経典
明恵の四十年間の夢日記
日蓮は泣かねども、涙ひまなし

一休:楚台まさに望むべし、更にまさに攀ずべし、半夜の玉床愁夢の顔、花は綻ぶ一茎梅樹の下、りょう波の仙子腰間を遶る
夢うつつの中に横たわったふくよかな女体を見て、再び挑みよじる。梅樹のもとでほころぶ水仙の花は腰間にまとわりつき、揺らいでいる

真宗の論語。御一代記聞書

印度人:普遍的抽象的出世間的
中国人:現実的合理的世間的
日本人:個別的非合理的絶対的

いろは歌は、諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽を意訳したもの


『仏教の常識がわかる小事典』
松涛弘道(浄土宗住職)
PHP新書(2002)


私の肉体を見る者が私を見るのではなく、
私の教えを知る者こそ私を見るのである。
仏の三身説:ゴータマ・ブッダ、宇宙自然の真理、悟った人物
毘廬舎那仏=法身、阿弥陀仏=報身、釈迦牟尼仏=応身
諸行無常:絶えず変化して不変なものはない
諸法無我:単独で存在しているものはない
涅槃寂静:執着すべきものはない
三世紀の龍樹の空と縁起
四世紀の世親の唯識論
密教の成立:四世紀頃に傾向が現れ七世紀半ばに成立
格義仏教:仏教を土着の思想で解釈する
弥陀三尊:阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩

浄土宗の阿弥陀仏とは引力の法則のような智恵と慈悲という宇宙の摂理である

一代の聖教皆尽きて、南無阿弥陀仏になりはてぬ
キリスト教の踊りによる神と交流するペンタコステ運動
イスラム教のメブラーナの踊り

☆☆☆☆☆
ときどき挟まれる現代文明批判が低次元。

・今日の一言(本文より)
悟りを得たものは真っ先に地獄に落ちます。他の人を救うため先に行って待っているのです。
득도한 자는 제일 먼저 지옥에 떨어집니다. 다른 사람을 구하기 위해서 먼저 가서 기다리고 있는 것입니다.
开悟的人先下地狱,是为了拯救别人去等待。
Enlightened persons will fall into hell first, in order to wait to save other people.

タグ:松涛弘道
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。