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排除の現象学(ちくま学芸文庫) [本(日本の問題]

『排除の現象学』
赤坂憲雄(民俗学、日本思想史)
ちくま学芸文庫(1995)


寅さん、学校、浮浪者、乞食、
イエスの方舟事件、自閉症者とけやきの郷事件、
精神分裂病と通り魔事件、少女とオカルト趣味、身体障害者

定型詩とは棺桶言語だ
棺桶映画

差別を受け虐げられることと引き替えの施し、健康な差別
浮浪者はいても乞食はいない
寄せ場=ドヤ街と精神病院

アジールとしてのイエスの方舟
自閉症者の施設建設、けやきの郷事件
反対派住人の自閉症者は犬であるというメタファー

異質を包摂する吸収型社会
異質を排除する嘔吐型社会

精神科医が分裂病と診断したということは、
その患者の心理は根本的に了解不能であることを示しているのである。
小南又一郎:犯罪者の多数は精神の異常に基づくものが多い

☆☆☆☆☆
地域社会が慣用さを失いというが過去から同じではないか?
過去の乞食や差別を美化するのは疑問
健康な差別も所詮外形が違うだけだろう

・今日の一言(本文より)
いじめられる人間が持つ差異は、あらかじめ存在するのではなく、そのつどあらたに発見され、つくられるのである。
왕따를 당하는 사람이 가지는 차이는 예전부터 존재하는 것이 아니고 그때마다 새롭게 발견되고 만들어지는 것이다.
被欺负的人所有的差异不是原来就存在的,而是每次当场被发现而产生的。
The difference that bullied people have does not exist beforehand, but is newly discovered and made at the time.

タグ:赤坂憲雄
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