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道元:自己・時間・世界はどのように成立するのか(シリーズ・哲学のエッセンス) [本(仏教]

『道元』
頼住光子(日本倫理思想史)
日本放送出版協会(2005)


現実世界は苦に満ちたものでありその苦の原因は無知である。
釈迦は真理の認識者。

仏教の真理は一人一人が主体的に追い求める過程において立ち現れるもの。

無知の克服による自己と他者の救い。

言葉によって指示されることによって事物事象は存在する。

世界全体の全存在が結びつきあっているから
一人のさとりが全世界へと波及することができる。

花またかつて花ならず、空またかつて空ならず。

時は存在である。

☆☆☆☆☆
全体にソシュールを思わせる。

・今日の一言(本文より)
山は流れると考え、さらに流れないとも考えよ。
산은 흐른다고도 생각하고, 또 흐르지 않는다고도 생각해라.
去想山流,还有山不流。
Think that a mountain flows, and also think that it does not flow.

タグ:頼住光子
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コメント 2

miyukimono

道元って、禅の先生と関係あるのでしょうか。。
(見当違いだったらゴメンナサイ! きものの先生が、道元禅師のお話をよくしているので)
by miyukimono (2012-09-12 07:36) 

Kay-akira_Hirota

はい、その人で間違いありません。
by Kay-akira_Hirota (2012-09-13 22:33) 

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