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ヒトラーの世界(三一新書) [本(人物伝記]

『ヒトラーの世界』
赤間剛(軍事、宗教関係のルポ)
三一新書(1977)


釈迦の悟りは全人類の消滅を願望する死の哲学。
仏教の論理をすすむと生と死の境がわからなくなる。
確かに上座仏教をそのまま解釈するとそうなりそう。

『永遠なるヒトラー』という、
ちょっと信頼性が低いとされる本を参考書にしている。
その分だけゴシップ的な面白さがある。

1911年冬を浮浪者収容所で過ごした。
叔母の遺産相続して裕福に。
画工として成功し、一枚の絵が月収分の稼ぎに。
かつて愛した女性エルナとの再会したのは売春婦として。
翌日自殺し、十日後エルナを囲って子ができて捨てたボースが射殺される。
ヒトラーによる殺人と示唆しているもの。

勇敢な伝令であり一人で英兵15人を捕虜に。
ドイツ国籍を得るのは首相就任直前。

第一次大戦の死者の責任は国際ユダヤ人だ
というヒトラーの認識。

頻繁に聖書を引用し、
我が闘争は二十世紀の新約聖書。

幹部連の会議でつるしあげられると小学生のように机に泣き伏した。
深夜に総統の部屋からすすり泣きと許してくれの言葉。

・今日の一言(本文より)
敬虔な大衆を自由な決断の重荷から救ってやるのである。
경건한 대중을 자유로운 결단의 무거운 부담으로 구하는 것이다.
给虔敬的大众从自由决断的重担中解放开来。
I shall save the pious people from the heavy burden of free decision.

タグ:赤間剛
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