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空の智慧、科学のこころ(集英社新書) [本(仏教]

『空の智慧、科学のこころ』
ダライ・ラマ十四世
集英社新書(2011)


茂木健一郎との対談。
ダライ・ラマ十四世の仏教の説明が非常にわかりやすい。
良書。

仏教は無神教で無我を見解を主張する。

自分の資質と関心に一番合った教えを実践するとき
その教えがその人にとって最も適した教えになる。

神の存在を信じるとたくさんの矛盾が出てくる。

無我とは独立自存の自我は存在しないこと。
仏教の哲学的な見解は縁起であり
この考え方に基づいて慈悲の心を源とする
非暴力の行いを実践するのが仏教である。

真実の成立を否定することで空を思い浮かべる

意識の因にもはじまりがないから前世と来世があると考える。

仏教の土台:
四つの聖なる真理・二つの真理

四聖諦:
苦しみが存在するという真理
苦しみにはその因が存在するという真理
苦しみの止滅の境地が存在するという真理
苦しみの止滅に至る実践道が存在するという真理

法王になっていなかったら科学者になりたかったとのことで、
考え方が科学的なのが興味深い。

・今日の一言(本文より)
意識を生み出すのは一つひとつのニューロンではなくそれらの関係性である。
의식을 만들어 내는 것은 하나하나의 뉴런이 아니고 그것들의 관계성이다.
产生意识不是来自各个的神经原而是它们的关系性。
Consciousness is not produced by the individual neurones but their relationships to each other.

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