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官僚の責任(PHP新書) [本(日本の問題]

『官僚の責任』
古賀茂明(通産省)
PHP新書(2011)


日本はすでに先進国の中の最低グループ。

電力の正しいあり方。
発電部門と送電部門を分離して別会社にし
使う側が地域を超えて
自由に電力会社を選べるようにすること。

著者は発電と送電の分離について新聞記者に頼んで
記事にしてもらったことがあるらしい。
新聞は官僚の意志を表現する道具なのである。

推進する人間が基準を作る例。
公務員の給与は人事院の勧告に基づいて決められる。
人事院の事務局はみな公務員。
結果はどうかなるかいうまでもないこと。

官僚になるは山登りをする人がエベレストに登りたいというのと同じ。
人の役に立ちたい人より人の上に立ちたい人が多い。
ただ偉くなりたいというだけの人が多いのだ。

官僚の世界では先輩に不利益になることを言い出すこと自体がタブー。
官庁では上司や先輩の意見は絶対。
これは官僚の硬直性、無謬性を生み出す。
官僚は自らの方向性を変えることができないのだ。

打ち合わせと称して飲みに行ってそれからまた仕事する。
労働時間を長くするため。
実に非効率である。

500億円の利益まで出した産業再生機構は、
役人は70-80人中5人しかいなかった。
民間の力をいかに使うかが鍵。

・今日の一言(本文より)
日本人は口先だけでなく本当に汗水流して働くことを貴重だと思っているから日本は経済成長しない。
일본인들은 말뿐이 아니라 정말로 땀 흘리며 열심히 일하는 것이 귀중하다고 생각하기 때문에 일본은 경제성장할 수 없다.
因为日本人认为不是口头上的而是汗水淋漓的劳动才真正可贵,所以日本经济不能发展。
It is because the Japanese do not only talk but really consider hard work valuable that Japan's economy cannot grow.

タグ:古賀茂明
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