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秀丽江山3: 玄武卷 [光武帝劉秀(Emperor Guangwu)]

『秀丽江山3: 玄武卷』
李歆(作家)
朝华出版社(2007)


『秀麗江山3: 玄武卷』
中国史上有数の名君に挙げられる光武帝をテーマにした全4巻の第3巻。

陰麗華視点で描く光武帝小説の第三巻。光武帝即位から、陰麗華の母と弟殺害事件まで。鄧奉の挙兵についての設定が驚愕。何と首謀者としして陰麗華を設定しているのである。確かに鄧氏と陰氏は深い姻戚関係があるけども、これは想像を超える発想だ。

個人的に気に入らない点が一つ。劉秀の一人称が朕になっていること。朕は皇帝の一人称だけども、劉秀は即位以後もこの用語を公式な場以外ではほとんど使わなかったからである。"我"もしくは"吾"を使っていたのだ。たぶん作家の見落としだと思う。
(2011.09.26読了。中国語多読28冊目)

・今日の一言(本文より)
贫贱之知不可忘,糟糠之妻不下堂。
貧しいころの交友は忘れるべきでなく、苦労を共にした妻は離縁すべきではない。
가난할때 사귄 친구는 잊지 말것이며 조강지처는 버리지 말지어다.
A man should not forget the friends he made when he was poor, a wife who shared poverty may not be divorced in time of comfort.

タグ:李歆 光武帝
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