財界の正体（講談社現代新書）

『財界の正体』
川北隆雄（経済部記者）
講談社現代新書（2011）

日経連：日本経済団体連合会
同友会：経済同友会
日商：日本商工業会議所
の解説書。

マクロ経済については
何もわかっていないようだ。
財界に国家経済がわかる人がいれば、
日本はこんなことにならなかったと思うな。

経団連は、強い経済、強い財政、強い社会保障を主張。
消費税引き上げも支持。
それは消費税引き上げでは実現しないが。

政府の施策が財界の財界による財界のための政治であった。
今はとてもそうは思えない。

企業の政治献金は広い意味の贈収賄である。
見返りない献金なんてカネをドブに捨てるようなもの。
そりゃそうだ。

奥田碩：経営者よクビ切りするなら切腹せよ。
解雇しない分を派遣でおぎなわれてもねえ。

法人税/法定実効税率40.69％の高さ。
各種控除を考えても本当に高いのかが気になる。

債務残高は先進国最悪。
しかしこれも貯蓄を無視している。

・今日の一言（本文より）
政党助成金は憲法19条に反している。
정당조성금은 헌법 19조에 위반된다.
政党助成金违反宪法19条。
The subsidies to political parties go against article 19 of the constitution.

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