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中国語の基本音義1300―単音節語の世界 「茶」は、なぜ、「ch´a」と発音するのか [本(中国語学習]

『中国語の基本音義1300』
太田成人(共同通信)
ブックコム(2010)


これは辞書である。

音の似た漢字には似た意味があるという考えで、
個々の漢字を理解することで中国語を理解しようというもの。

これを読んで私はすぐに
藤堂明保の単語家族の考えに似ていると思った。
単語家族とは、漢字ができる前は音だけの世界だから、
似た音は似た意味から始まっていると考えて、
漢字の原義を研究したもの。

ところがこの本の参考文献には、
白川静はあるのに藤堂明保はない。
著者は自分の考えが自分独自の考えと誤解しているかもしれない。

ただこの本はただ分かる範囲で持論が述べられているのみで、
実際に役に立つほど説明はされていないし、
学習に役立つほど、明確な意味の関連を示しているわけでもない。
これを読んで中国語をよく覚えられるようになるのを
期待するのは無理なようだ。
一つの雑学ぐらいに理解するのがよいだろう。

役に立つ雑学として四声の長さによって、
音節の長さが違うというものがあった。

三声>一声>二声>四声

なのである。

・今日の一言(本文より)
食べ始めると十匹の獅子は実は十匹の石造りの獅子の屍だったことに気づいた。
食時,始識是十獅,実十石獅屍。
먹기 시작하면 10마리 사자는 실은 10마리 석조 사자의 시체였던 것을 알아차렸다.
When he started eating, he found out the ten lion body were actually ten stone lion body.

タグ:太田成人
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