SSブログ

バカでも年収1000万円 [本(発想と効率]

『バカでも年収1000万円』
伊藤喜之(広告戦略コンサルタント)
ダイヤモンド社(2010)


バカというより無知が正しい。

とにかく早く反応すること。
質でかなわないなら速さで勝負するわけ。
早い反応は相手に誠実さを感じさせるからである。

相手が持っていないものを提供する。
相手の不足を埋める。
これは商売の基本原則。古代からわかっている基本だね。

8割聞いて2割話し、
自分の得意なテーマに相手を呼び込むこと。
ただし相手の専門領域には踏み込まないこと。
人づきあいのルールである。
自分の能力を見せるには、
自分の領域に積極的に引き込むことが大事だ。
また相手の専門領域で変なことをいうと、
相手に馬鹿にされるか嫌われるから注意すべし。

数字や論理ではなく感情と行動で考えること。
これは相手のタイプを見た方がいいと思う。
私は後者では全く動かないタイプなので。

業務によっては参考になることも多いだろう。

著者は月給一万円でこき使われたのに、
法律違反も気にせずそれを肯定的にとらえている。
すなわちそれを問題と考えていないわけで、
自分が人の上に立ったときは部下を同じように使い捨てにして
疑問に感じず平気である可能性が高い。
ブラック企業社長予備軍である。

著者の成功の理由は明確で、
殺人的スケジュールで死ぬほど働き、
夢もプライドも捨てて、
有能な権力者に徹底的に尽くすこと。
本の冒頭にある法則はおまけであるので注意すべし。

ワタミ会長とほぼ同じ精神の持ち主であり、
典型的な体育会系の考え方である。
こういうものの考え方が、
日本から撲滅されない限り日本の復興は遠いと思う。

・今日の一言(本文より)
質をスピードでカバーする。
질을 스피드로 커버한다.
以速度填补质量。
Compensate for quality by speed.

タグ:伊藤喜之
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。