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1月に読み終わった外国語の本 [語学学習記録]

2011.01.25
『秘果』
饶雪漫(自由作家)
当代世界出版社(2009)


著者の代表作『左耳』は、百万部以上売れたらしい。
ネットで読むだけの読者を数えたらもっと多いんだと思う。
『秘果』は、幼なじみの高校生、段柏文と于池子の話。
どっちも家庭複雑だ。
男性視点と女性視点の両方から書いている。
男女の内面の書き分けもうまく出来ていると思う。


2011.01.21
『꿈꾸는 다락방』
이지성
국일미디어(2007)


『夢見る屋根裏部屋』
ナポレオン・ヒルの現代韓国版。
強く視覚的に願うことが現実になる。
とにかくイメージすれば叶うのだ、という本で、
阿呆かと思っていたが、
改訂版の追記では、努力も能力も大事、
イメージするだけでいいなんて誤解となっていて、
ずっこけた。
動機付けの技法という、至極まっとうな意見になっている。
強く望めば叶うという『シークレット』に似ていると思ったが、
著者曰くあれは新興宗教でこの本とは全然違うのだとか。


2011.01.17
『Harriet Tubman: Freedombound (Heroes of History)』
Janet Benge, Geoff Benge
Emerald Books(2002)


『ハリエット・タブマン:自由への渇望』
奴隷解放の指導者であり、
南北戦争ではスパイとしても活躍する黒人女性の話。
タブマンはこれで5冊目、
最期に分厚い研究書も買ってあるので、さていつ読むか……



2011.01.09
『Frederick Douglass: Slave, Writer, Abolitionist (Signature Lives: Civil War Era)』
Brenda Haugen
Compass Point Books(2005)


『フレデリック・ダグラス:奴隷、作家、奴隷廃止論者』
奴隷から脱して奴隷廃止に尽力する。
英国に渡り、外国にも訴えている。
晩年は白人秘書と結婚して騒動に。


2011.01.04
『강남몽』
황석영(黃晳暎)(작가)
창비(2010)


『江南夢』
ソウルの江南を舞台にした現代史の小説。
百貨店倒壊事件をモチーフに、
そこに居合わせた人たちが過去を回想し、
歓楽街、不動産、ヤクザ、庶民などの視点で、
韓国現代史を体感する。
やや淡々とした印象だが、
歴史の勉強にもなる。


2011.01.04
『Robert E. Lee: Confederate Commander (Signature Lives)』
Jennifer Blizin Gillis
Compass Point Books(2005)


『ロバート・リー:南部の指揮官』
良いところや悪いところも公平に書かれている。
宗教的で融通の利かない性格など
個性も分かりやすい。
名将たる根源は土木工事にあるようだ。
戦争とは土木工事旅行だというのがよくわかる。


2011.01.03
『汉光武帝刘秀』
元庆
华文出版社(2010)


光武帝の小説形式の伝記。
昆陽の戦いでは40万大軍を13騎で、
一騎を失わず突破し、
三千人で全滅させたということになっているらしい。
小説的な誇張があるがかなり詳細な伝記で、
とくに隗囂戦が詳しい。


2011.01.01
『汉光武帝刘秀传』
周淑舫
吉林人民出版社(2010)


カラーの光武帝の伝記。
文字数は少なく読みやすい。
鄧奉の話が結末なしでびっくりした。
出土物の写真も多数あるが、
CGのイラストもあって、非常に不自然。


・今日の一言(光武帝が宴会で部下に言った言葉)
且勿為盜賊,自致亭長,斯可矣。
你只要不做盗贼,到亭长那里自首,也就可以了。
まず盗賊を止めて交番に出頭すれば十分だよ。
이젠 도적을 그만두고 파출소에 출도하면 충분이야.
Leave the bandits and then give yourself up to the police box, it's pretty good.

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