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日本でいちばん大切にしたい会社 [本(日本の問題]

『日本でいちばん大切にしたい会社』
坂本光司(中小企業経営論、地域経済論、産業論)
あさ出版(2008)


社会貢献している企業の紹介。

紹介される企業はみな、
とても素晴らしい企業だと思うのだが、
どうも著者の書き方が不気味。
あまりに盲目的で分析的でなさ過ぎる。

従業員の車右折禁止の会社だとか、
休み返上してしまう社員とか、
みな安直過ぎて怖いものがある。
みんな宗教団体みたいでヤマギシとどう違うのかと感じてしまう。
話もほとんどが社長のもので社員の言葉は少ないし。
そういう空気に支配されているのではとも思わせる。
そして合わない人は追い出されているだけじゃなかろうかと。
この書き方ではブラック企業と区別できないのだ。

こういう企業が多ければ日本がよくなるというのは、
もちろん大間違いである。
これでいいなら経済学はいらんというか
合成の誤謬ってわかるんだろうか?

同じテーマを違う著者で読みたい。

・今日の一言
fallacy of composition:The (mistaken) assumption that, if an action is in the collective interest of a group, and if members of that group are rational, then the group must be (in the same sense) collectively rational ― and will therefore act in its interest, just as each of its individual rational members would do. The fallacy has been demonstrated by game theorists and theorist of public goods.
合成の誤謬:もしある行動があるグループの集団的利益になり、もしそのグループのメンバーたちが合理的であるならば、グループは同じ意味で必ず集団的に合理的であるに違いない。そしてそれ故に、ちょうど個々の合理的なメンバーがそうするように、その利益になるように行動するだろうという、誤った推論。この誤謬はゲーム理論家と公共財の理論家により示された。
합성의 오류:만약 어떤 행동이 어떤 집단의 집단적 이익이 되고, 만약 그 집단의 일원들이 합리적이면, 집단은 같은 의미로 반드시 집단적으로 합리적인 것이 틀림 없다. 그리고 그것 때문에, 마치 합리적인 일원이 제각각 그렇게 할 것 같이, 그 이익이 되는 행동할 것이라고 하는, 잘못된 추론. 이 오류는 게임 이론가와 공공재산의 이론가에 의해 제시됐다.
合成错误:要是有一个行动有利于集体,要是其集体的成员都合理的话,那么其集体也肯定同样会合理的。所以如果每个合理的成员都一样地行动,其集体的活动也有利于集体。这样的错误推论,就是合成错误。其谬误是游戏理论家和公共财理论家所发表的。

タグ:坂本光司
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