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日本の難点(幻冬舎新書) [本(日本の問題]

『日本の難点/宮台真司/幻冬舎新書/2009』
著者:社会学者、評論家
評価:日本の道筋を考察する


世論とはサイレント・マジョリティ。
ネットに多く見られるのはラウド・マイノリティ。
声のでかい少数派なのだ。

宗教とは不条理を受け入れ可能にするメカニズムの総体。
不条理をもって不条理を処理するのだろう。

カール・シュミットの友敵図式とは、
敵を攻撃することで友を確からしくすること。
小泉純一郎はこれがうまかった。

著者の研究テーマは、
社会成員が利他性を自然感情だと見なすように刷り込むには
どんな社会を設計すれば良いか。
とのこと。

刑罰の機能には、抑止、感情的回復に、
社会的意思の貫徹機能があるという。

再生エネルギー分野の先進国はスペインらしい。
ドイツじゃないのか……

雇用問題では、同一労働同一賃金を徹底し、セーフティネットを作り、
その上に解雇の自由を置くべきとする。

日本の米には国際競争力がある。
中国米との価格差は十年前は10倍だったが今は1.5倍。
既に関税の範囲で競争可能。
米国もヨーロッパも農家の収入の過半は政府からの直接支払いであり、
この方法が望ましいのだ。

・今日の一言
社会成員が利他性を自然感情だと見なすように刷り込むにはどんな社会を設計すれば良いか。
사회 구성원이 이타성을 자연감정이라고 간주하도록 각인하기 위해서는 어떤 사회를 설계하면 좋을까?
培养社会的成员抱利他性当作是自然感情一样,怎么设计社会好呢。
What kind of society we should design to imprint the idea that altruism is a natural feeling on social members.

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