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仏教は心の科学(宝島社文庫) [本(仏教]

『仏教は心の科学』
アルボムッレ・スマナサーラ(上座仏教僧侶)
宝島社文庫(2008)


仏教そのものはいいんだが著者のスタンスはかなり変

・生きることに目的はない
・ただ苦が絶えず変化しているだけ
・苦は日本語の不満に近い
苦=不満と理解すると仏教も一気にわかりやすくなる。

・ヴィパッサナー瞑想
・掃除や洗濯するときにそれなりの言葉を頭の中で実況中継して行う。
これは自己管理によいかもしれない。

・頑張りやさんは怠け癖を隠しごまかしている場合が多い
・がんばれでなくしっかりしろ
・自分の気持ちに正直なのも抑え込むのも駄目、理解すること
自己啓発系でも似たことをいうことが多い。

・仏教は仏陀の教え、宗教や信仰ではなくて教え。
本来は……ね。孔子にも似てなくはない。

・信者が一斉に毒を飲むような常軌を逸した宗教は昔はなかった。
いくらでもあります。知識不足だね。

・ウィンブルドンのテニスの試合に何の意味があるか
・もう少し人生を幸福するために使ってはどうか
たくさんの人に与える意味をよく考えた方がよいです。
経済学とか勉強するといいんじゃないかな?

・科学者は人間を破壊することばかり
・人の役に立ったのはごくわずか
ひどい大嘘。今の人間はほとんどが科学の恩恵を受けている。
特に医学ね。
まあこういう紋切り型の言葉を言えば講演で受けるから、
考える力を失っているんだろう。

・科学的とはどんな人にもあてはまりかつそれを自分で確かめられる
・証拠があって証拠に基づいた話ができる
これではちょっと不足だ。科学哲学の本を読んで勉強した方がいいね。

親鸞系の僧侶に皮肉を言っているのも面白い。
著者はとても子どもっぽい感じのする人だ。
客観的に語れる立場にない宗教指導者なのに、
宗教研究者であるかのように語ろうとするから変なのだ。

・今日の一言
生きとし生けるものが幸福でありますように。
살아 있는 모든 것이 행복하기를.
愿众生幸福。
May all beings be happy.

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