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ポピーと桜-日英和解を紡ぎなおす [本(歴史]

『ポピーと桜/小管信子/岩波書店/2008』
著者:近現代史、国際関係論
評価:ポピーと桜クラブによる和解活動のノンフィクション


英国の日本軍捕虜経験者の怒りが今も続いている。
英国人にとっての泰緬鉄道と、
アメリカ人にとってのバターン死の行進は、
日本軍の残虐さの象徴となっている。

宮本久雄の"多様で小さくハヤトロギアな物語の群れ"
diverse small hayatological stories

英国人の言葉で、
大事なことは和解よりも理解、という発言があった。
まず理解から始まるのだ。

残酷だったのは日本軍だけではない。
英軍の残酷さの例として、
アーロン収容所の毛ガニ事件が挙げられている。
日本兵捕虜を食料のない地域に隔離して、
その地の赤痢を持つ毛ガニを生で食べさせるように追いやり、
全滅させた事件。
そして"日本人は衛生観念がないので我々が止めても食べてしまい、
全滅した"と報告したという。
人間の残虐性には国境はないね。

・今日の一言
大事なことは和解よりも理解だ。
Understanding is more important than reconciliation.
중요한 것은 화해보다도 이해다.
理解比和解更要紧。

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