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中世ヨーロッパの農村の生活(講談社学術文庫) [本(歴史]

『中世ヨーロッパの農村の生活』
J・ギース、F・ギース(中世の歴史)
講談社学術文庫(2008)


13世紀後半のイングランドの村エルトンを例に。

重量有輪犂は、産業革命以前の最も重要な農業革命の一つ。
複数の家畜にひかせることができた。

クラック工法とは、
湾曲した木材で内側から屋根を支える方法。

英国の聖職者も禁欲していたわけではない。
イングランドの司祭はほぼ全員が結婚していた。

陽気な中世の説教師たちの会話。
説教師"そこ、おしゃべりをやめなさい"
女性"じゃ、あんたはどうなの?
もう30分も無駄なおしゃべりを続けているじゃないか"
威厳ないね。

人口の変化。
ドゥームズデイ調査でイングランド人口は150-200万だったのが、
14世紀前半は400万以上になった。
中世のヨーロッパは世界の中心じゃないよね。

『古代ローマの日常生活』
ピエール・グリマル(古典学、ラテン文学、歴史学、考古学)
文庫クセジュ(2004)


コンパクトにローマの生活がわかる。
建物と衣類に詳しい。

日常の食べ物は野菜の煮物、キャベツが多いらしい。

ローマでは、最貧の奴隷にも基礎教育があったという。
東西の識字率の高さが興味深い。
この時代、ローマだけでなく後漢も識字率が高かった。

後漢は開祖の光武帝が一級の学識者であり、
学問を重視した。蔡倫の紙の発明などもあり、
後漢では大学生が3万にも及び、地方にもたくさんの学校があった。
あの筵織りの劉備ですら大学者廬植に学んだことがあるのだ。
三国志が面白いのも光武帝のおかげである。

後漢時代が、その後1000年間よりも
識字率が高かったのは間違いないと思う。

『売春の社会史(上)』
バーン&ボニー・ブーロー(歴史学)
ちくま学芸文庫(1996)


人類最古の職業の歴史の前編。

クフ王の娘やラムセス王の娘を、
ピラミッド建設資金のため父が売春宿に売ったという話があるらしい。
売春というものの社会的評価が違うのだろうか。


・今日の一言
説教師、"そこ、おしゃべりをやめなさい"。女性、"じゃ、あんたはどうなの?もう30分も無駄なおしゃべりを続けているじゃないか"
선교사. "거기, 수다를 떨지 마라." 여자. "그럼, 너는 어떻니? 이미 30분이나 쓸데 없는 수다를 계속 떨고 있지 않은가?"
传道士,"你,不要闲聊了。" 女人,"那么,你呢?你已经漫无边际地闲聊了30分钟呢!"
Preacher, "Hey, you! Stop talking!" Lady."Then, how about you? You've already told 30 minutes wastefully."

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