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こんなに使える経済学-肥満から出世まで(ちくま新書) [本(経済学思考法]

『こんなに使える経済学/大竹文雄,編/ちくま新書/2008』
著者:労働経済学
評価:経済学のさまざまな思考法を知る

社会の仕組みを考えることで、
どうすれば人々が豊かになれるか考えるのが経済学だ。
個人ではなく社会に有用なのである。

経済学はお金の学問でなく、統計行動学と考えるとわかりやすい。

タバコを吸う人は年収200万円分不幸だ。
年収200万円減った人と同じ程度に不幸と感じているのだ。

喫煙、飲酒、ギャンブルは強い正の相関がある。
まあイメージ通りだね。
タバコを吸う人、大酒飲み、ギャンブル好きは、
3つとも好きという人が多いわけ。

プロ野球やJリーガーは4-6月生まれが多く1-3月生まれが少ない。
これはなぜか?
1-3月生まれは体が相対的に小さいから、
学生時代の体育の成績がそのままスポーツへの好みとして定着するのだ。

ただしジョッキーは逆転する。
騎手は小さい方がいいからね。

教師の質の変化。
かつて優秀な女性は教職以外に職がなかったため教師の質が高かった。
今はそういう優秀なのに仕方なく教職になった人が減った分、
質が低下したのだという。
どうかな……。他の要素が大きいからちょっと疑問かな。

日本人は貯蓄好きな民族か?
実は日本の家計貯蓄率は60-80年代のみ15%を超えただけ。
現在は2-3%で戦前はマイナスのことも。
また日本人の危険回避度はアメリカ人と大差なし。
日本人が一時期貯蓄を多くしたのは、
単に若い人の比率が高かっただけなのだ。

・今日の一言
タバコを吸う人は年収200万円分不幸である。
Smokers are unhappy as an annual income of 2,000,000 yen.
담배를 피우는 사람은 연수입 200만엔 정도 감소한 만큼 불행하다.
烟民不幸的程度是相当于一年收入减少200万日元。

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