SSブログ

第三の脳-皮膚から考える、命、こころ、世界 [本(生物学]

『第三の脳/傳田光洋/朝日出版社/2007』
著者:分子工学、資生堂
評価:皮膚の神秘を知る。手広く論じすぎて論理が危うい。

触覚の錯覚。
滑らかな面と荒い面が隣り合っていると、
滑らかな面をくぼんでいると感じる。
触覚ですら信頼を裏切り得るのだ。

皮膚の色認識とは?
角層バリアの回復は、
赤光だと速く緑は普通で青だと遅いらしい。

また表皮を更新するサイクルは電場によるものとする。

皮膚は第三の脳。
第二の脳は腸のこと。
思うに、思考とは何かということを全然理解していないから、
こういうことを言い出すんだと思う。
自己生成するだけなら、
サーモスタットだって心を持つことになっちゃうんだけどね。
定義が変なわけ。

著者はテレパシーは認めうるが念力は信じないという。
念力は明らかに物理学に反しているから。
科学的なつもりだろうけど、危ういね。

人の心に影響を与えるホルモン。
オキシトシンを鼻に噴霧するだけで、
他人に対する信頼度が有意に増えた。
これってそのうち香水で販売されるな、きっと。

島泰三の分析。
コロモジラミとアタマジラミの分化は7万年前。
だからヒトはその時点で体毛を失っていた。
またネアンデルタール人は有毛だとする。
このあたりは同意する。

またダーウィン進化論そのものを否定しているらしい。
これって本当かな。本を読んで確認しよう。
進化論って本当に勘違いしている人が多いからなあ。

言語よりも肌の触れ合いのコミュニケーションの方が、
進化の過程で新しいという。
肌のコミュニケーションって、ヒトとボノボしかしないよね。

・今日の一言
オキシトシンを嗅ぐと他人を信頼しやすくなる。
When you smell oxytocin, you become easy to trust in others.
옥시토신(oxytocin)의 냄새를 맡으면 남을 믿기 쉽다.
闻了催产素(oxytocin)的人容易相信别人。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。