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「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い-禁じられた数字〈下〉(光文社新書) [本(経済学思考法]

『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い/山田真哉/光文社新書/2008』
著者:公認会計士
評価:数値で考えるコツを知る良書

今まで何億も投資してきて中止できないという公共事業。
これは論理的には全く無意味。
埋没原価=サンクコストは、続行か中止かの判断に関係がないのだ。
それでも続行を主張するのは、中止すると、
間違いを認めたことになり責任を問われるからでしょうね。

会計の話も面白い。
費用と資産の違いとは、使ってなくなるものが費用。
価値がすぐにはなくならないのが資産。
ボールペンなどはすぐなくなるわけじゃないけど、
税法上は10万円以下は費用でよいとか。
減価償却の年数は、パソコン4年、車8年、鉄筋建物50年。
この年数経つと法的には無価値になると考えられているわけ。

人間の思考の錯覚、参照点依存性。
割引の金額が安く見えるのは、元の金額を基準にしてしまうから。

人は大きい金額に惑わされる。
テレビで糾弾された国の310億円の無駄遣い。
しかし国家予算全体から見ると0.012%に過ぎず、
これだけしか無駄のない企業などありえず、
これは無駄の糾弾どころか、そもそも監査が怪しいとか。

・今日の一言
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い。
It's a great mistake that even if the customers eat and leave without paying, don't hire part-time workers.
"음식값을 물지 않고 달아나는 사람이 있어도, 아르바이트를 고용하지 마라."는 큰 잘못이다.
「有人吃霸王饭逃了也不要雇临时工。」那是大错特错。

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