SSブログ

日本は中国でどう教えられているのか(平凡社新書) [本(中国事情]

『日本は中国でどう教えられているのか』
西村克仁(高等学校社会科教諭、東洋史)
平凡社新書(2007)


中国の授業風景を知る。

著者は、2006年10月から
半年間北京で中学高校の歴史授業に参加。
たぶん、レベルの高い学校を
参観したのではないかと思う。

授業風景。
授業中に水筒やペットボトルは置いて可。
飲みながらでいいわけ。

中高生は上下のジャージで学校生活する。
地味やなあ……。

中国の古代史の歴史観。
多民族がいかにして中華民族として統合されてきたかを語る。
中国を思想的にまとめる役割があるわけだ。

日中の教科書の違い。
中国教科書は軍事作戦に詳しい。
対して日本では教育現場に軍事を持ち込むのはタブーである。

2006年秋に日本製食品と化粧品で、
中国基準を超える有害物質が検出され問題に。
こういうのがあると、
日本人が中国人を馬鹿にしていると思われてしまうようだ。

歴史認識の問題点。
日清戦争以来の日本の侵略を、
政府により周到に計画されたものと捉えている。

日本政府が一貫した意図を持って中国侵略したと考えているわけ。
おそらく中国のバラバラさとの対比のためと思うが、
これが一番まずい教科書問題だ。
日本の悪いイメージに直結するからだ。

・今日の一言
中国の中高生はジャージで学校生活する。
Chinese junior and senior high school students are clothed in sweat suits in the school.
중국 중고생은 져지로 학교생활한다.
中国的中学生在学校里穿紧身运动套衫。

タグ:西村克仁
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。