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言語と思考(心理学エレメンタルズ) [本(心理学]

(心理学エレメンタルズ)
『言語と思考/ニック・ランド/新曜社/2006』
著者:たぶん認知心理学者
評価:認知心理学の概説書

言語と思考
言語の社会文化的側面
言語習得
問題解決
など

言語相対性仮説。
言語は知覚より記憶に影響するらしい。
言語による知覚の変成より記憶の変成が顕著なのだ。

サクストンの対比理論
言語獲得に否定的入力が効果的。
間違いの直後に正しい言い方を聞くとよいらしい。

(心理学エレメンタルズ)
『論争のなかの心理学/アンディ・ベル/新曜社/2006』
著者:心理学の哲学的側面、筆跡学
評価:哲学と心理学の接点での研究概説

自由意志と決定論
還元主義
還元主義と心身問題
心理学は科学になりえるか
氏か育ちか論争
行動主義

サールの言葉が印象的。
消化-胃問題はないのになぜ心-身問題があるのか。

"消化はある"と言わないのに"心はある"と言ってしまうのはぜか?
とも言い換えられよう。

『科学論の展開/A.F.チャルマーズ/恒星社厚生閣/1983』
著者:科学史、科学哲学
評価:クーン、ファイアーベント、ポパー、ラカトシュの科学論

カラトシュのリサーチ・プログラムでは、
理論を構造体とみなす。
構造体では、いまいち定義がはっきりしないよな……


『科学としての心理学/森正義彦,編/培風館/2003』
著者:教育心理学
評価:リーディングな研究者たちに理論観を問う

理論とは何か?
原理からの演繹的推理の体系であり、
経験世界の本質を反映するシミュレーションであること。

そして理論は、予測と制御を可能性として期待できること。
私は、この予測と制御が絶対条件だと思う。

理論の必要性とは?
理論的説明があることで経験的法則が強まる。

江川氏の理論構築の方略
・観点変更/精神分析など
・逆発想/地動説など
・弁証法/光の粒子と波動など
・類推/血液循環説など
・結合/電気学と磁気学で電磁気学など
これは気になるので江川氏の本を読もうと思う。

・今日の一言
科学理論は予測と制御の可能性を持たなければならない。
A scientific theory must have a possibility of a possibility of prediction and control.
과학이론은 예측과 제어의 가능성을 가져야 한다.
科学理论必须有预测和控制的可能性。

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