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生命の起源 地球が書いたシナリオ [本(物理/天文]

『生命の起源 地球が書いたシナリオ/中沢弘基/新日本出版社/2006』
著者:結晶学
評価:生命誕生の謎を探る最前線・生命は地下で発生した

進化による生命の変化速度。
最短では120世代で変種ができることもあるらしい。

より原始的な緑藻と共生する鞭毛虫ハテナ。
どこかの会社名みたいだ……

すべての生物は遡ると環状ゲノムに行き着く。
生命の環:the ring of life
が、究極の先祖、そしてその前は?

有機分子ビッグバン説
微惑星や隕石の海洋衝突の衝撃蒸気流で、
多種類の有機分子が一挙に生成された。

生命と粘土の深い関係。
無機の鉱物でありながら親水的で水を吸って膨らむ粘土鉱物。
粘土鉱物スメクタイトとサポナイトの語源は石鹸に由来。
生物圏と粘土圏はほとんど重なっている。
粘土は水を保持するというのが鍵。

生命は地下で発生して海洋に出て適応放散したらしい。
生命の地下誕生説は、年々有力になっているように思う。

生命誕生の研究は少しずつ変化する。
今はRNAワールド説より代謝先行仮説が有力。
代謝機構の成立が先なのだそうだ。

・今日の一言
生物のいるところに粘土あり。
There is clay at the place where creatures live.
생물이 있는 곳에 점토도 있다.
有生物的地方,有粘土。

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