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江戸の弾左衛門-被差別民衆に君臨した"頭"(三一新書) [本(人物伝記]

『江戸の弾左衛門/中尾健次/三一新書/1996』
著者:被差別部落史
評価:江戸の被差別民を知る

エタ頭弾左衛門は、町奉行の格式に近い行列を行った。
権力者なのである。

穢多は革職人である。革職人は軍事的に重要だ。
甲冑はとても重い。
ヨーロッパの甲冑の騎士はクレーンで馬に乗せるらしい。
軽い革の防具はとても実用的だった。
革職人たる穢多は武器製造人でもあるのだ。

近代靴産業は、穢多の弾直樹の伝習所より。

非人とは、公民でないという意味。
市中引き回しの行列で働く。
また江戸の清潔さを支えたのが非人。
その非人の頭の仕事は、野非人制道といい、
窮民を捕まえて故郷をただし、故郷がなければ手下にする。
非人組織は都市へ流入する貧人の管理なのだ。

『江戸の非人頭 車善七/塩見鮮一郎/三一新書/1997』
著者:差別問題、作家
評価:江戸の非人について知る

新吉原の裏に車善七は居住した。
非人頭、穢多頭、猿飼頭はみな処刑場のそばに住んだ。
処刑のときに仕事が多いからだ。

江戸の浮浪民にキリスト教が広まっていた。
貧しくて救いを求める人に宗教が広がるのだ。

・今日の一言
穢多は革職人で、非人は清掃業者であった。
Eta were leather craftsmen and hinin were garbage collectors.
에다(穢多)는 가죽장인이고, 히닌(非人)은 청소업자이었다.
"秽多"是皮革匠,"非人"是清洁工。

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