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間の取れる人 間抜けな人(祥伝社新書) [本(社会心理学]

『間の取れる人 間抜けな人/森田雄三/祥伝社新書/2007』
著者:演出家、イッセー尾形の一人芝居の演出
評価:演出家が会話とは何かを考える

四日間の稽古で素人を舞台に立たせるという企画の話が中心。

話に困ったとき、身近な面白い人を話の接ぎ穂にするという。
何となくわかる。けど身近じゃない人の方が私は多いな。

弱みを見せたくない人は自慢話と説教が多くなるという。
自分の弱点が話せないから、必然的にそうなるわけだ。

自分の話を止めない人は自分の容姿に自信がある人という。
話の内容以外に自信があるという現れかも。

著者は、筋肉、歩き方、声で大工か鳶か左官屋かわかったという。
ある人は、郵便受けの形で何新聞かわかるという。
職業により、特殊な洞察力が生まれるようだ。

他人の悪口は聞き流す人にすること。
話の内容を真剣に聞かないことはとても大切らしい。
つまらないことをつまらなく話し、それを聞き流す気楽さ。
これがコミュニケーションに必要なのだ。

イッセー尾形とは?
一回の公演で6-8人を演じる。
2時間の舞台が標準。
台詞は自分で書く。
10冊の小説を書いており、
イラストを描き、漫画も連載した。
ギターとバイオリンとチェロを弾くことができる。
多才な人である。

ヨーロッパでは誰かに似ているは禁句という。
日本人と韓国人は喜ぶが、中国人は嫌がる。
大陸と半島/島国では感覚が違うのかも。

日本文学の話。
漱石は恋愛を一族との対立で捉えたらしい。
作品のモチーフにこの対立があるようだ。

太宰は、女中さんに性体験を強要された可能性があるという。
それで生涯童貞だったわけかな?

また他人の日記を借りてフィクションを描いたらしい。
著作権という考え方が以前は弱かったのだ。

『権威主義の正体/岡本浩一/PHP新書/2005』
著者:社会心理学、リスク心理学、将棋、茶の湯、英語通訳
評価:権威主義とは何か・どんな人が陥りやすいか

権威主義になりやすい人とは?
あいまいさへの低耐性
何でも好き嫌いで判断する人
少人数の著名人の言葉を引用する
表面的に相手に迎合する
神秘的世界観の持ち主=潜在的に不安の強い人など。

世界の混沌に耐えられない人は権威主義になりやすいようだ。

・今日の一言
つまらない話を聞き流してあげるのが大切だ。
It's important to pretend to listen to small talk.
시시한 이야기를 흘려 듣는 것이 중요하다.
无聊的话,当作耳旁风是好主意。

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