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日中韓子ども童話交流 [本(教育]

日中韓子ども童話交流から帰ってきました。

日中韓合わせて、100人の子どもが集まり10人ずつの班となり、
大学生のリーダーに、通訳二人加えて一つの班は13人となり、
東京と長野で6泊7日する。
小学校4~6年の子どもにとって大冒険である。
遠足に出掛けたり、絵本作りをした。
私はもちろん通訳としての参加。
メインは中国語の通訳として動き、たまに中⇔韓の通訳もした。

中国人は、子どもの頃から中国人と痛感した。
ある中国人の言葉に、

中国人は、一人では竜、三人だと豚
日本人は、一人では豚、三人では竜

というのがある。
小学生の時点で既にその通りだった。
中国の子どもは、一人一人と一対一で話すと物わかりも良いし、
一人で行動するとテキパキしているのに、
三人集まるとほとんど暴徒状態だった……

中国の子どもの自己管理の感覚は徹底していて、
荷物から手を離したり、目を離すのを非常に嫌がった。
何事も安心せず徹底して確認するのが印象的。
ただし、自己管理意識であって、実際に自己管理できるかとは別問題で、
しばしば行動が遅れることは、日韓中全く同じ。

中国の子どもの日本のイメージは、科学技術と自然の緑らしい。
"中国にこんなに緑はない!"
が、ほとんど合い言葉のように出てきた。
それと"PSP"と"NDS"も連呼。ゲーム機が買いたかったらしい。
しょっちゅう、"P-S-P!"、"N-D-S!"と合唱していた。(笑)
ちなみに、我が班でも韓国と中国の子どもがPSPを持ち込んでいたので、
期間中は、リーダー預かりになった。

韓国の子どもと日本の子どもはほとんど差がなかった。
唯一の違いは、韓国の子どもは、
大人に対して絶対にタメ口を使わないこと。
これがたぶん韓流ファンにおばさんが多い理由と思う。
日本のおばさんは日常に尊敬される人物として扱われることが少ない。
韓国人は、年上というだけで無条件に敬愛をもって応対するので
韓国の俳優のファンになるのである。
ただし韓国人は、友人同士では日本人よりも口汚くなるので、
これを見て、幻滅する人もいるようだけども。

韓国の子どもの日本の印象はやはり"似ている"の一言に尽きるらしい。
"これじゃ、外国じゃない"
という感じのようである。
せいぜい雨が多いぐらいか。

3つの言語の特性も興味深い。
中国語の特性もあり、中国の子どもは、
小さな子でも、声が大きくて良く響き渡る。
騒々しさでは日韓は全く太刀打ちできず。
大声が聞こえれば、そこには必ず中国の子どもがいた。

中国の子どもは、韓国語と日本語が全く区別できなかった。
日本の子どもは、韓国語を話そうとしたものの、
パッチム=音節末尾の子音が全くできずに苦戦。
これは、カタカナだと子音と母音の区別がないためで、
アルファベットで、子音と母音を学ばないとわからないようだ。
韓国の子どもは、両方の言語に一番早く順応した。
とはいえ、みんなが教え合う言葉は、"うんち"とか"おなら"である。(笑)

とにかく子どもの可愛さ、面白さが凄かったです。
ちょっとしたことでも本当に嬉しそうにします。
無くした靴を見つけてあげたり、
手に刺さった棘を抜いてあげたり、
ファスナーを壊して開かなくなった袋を開けてあげたり、
中国語の絵本を韓国語に訳して読んであげたりしたときの
あの子どもたちの喜びの笑顔はほとんど魔法のよう。

これほどまでに子どもが可愛くて面白いなんて考えたことがなかったです。
また、子どもたちは、どんな時、どんな場所でも遊びにしてしまい、
抱腹絶倒で笑い死にしそうでした。

笑いも涙も激しかったです。
別れるときの絶叫、みんないつまでも手を振り続け、
あるいは、地面に突っ伏して起きあがれないほど泣く子どももいて
ウルルン紀行みたいになるというのがよくわかりました。

・今日の一言
子どもたちはどんなことでも楽しい遊びに変えてしまう。
Children change every kind of things into funny games.
어린이들은 어떤 일이라도 다 즐거운 놀이로 바꾸어버린다.
小孩子们变一切的事情为欢乐的游戏。


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