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ウェブ人間論(新潮新書) [本(発想と効率]

『ウェブ人間論/梅田望夫・平野啓一郎/新潮新書/2006』
著者:情報科学者と作家
評価:簡単に読める本・ウェブの意味を考える

世界のブログで使用頻度の最も高い言語は日本語らしい。
日本の中産階級の知識層の厚さが出てきた証拠か。

本のタイトルはグーグルで空いているスペースからつけるという。
ちなみにこのブログのタイトル"新書中心主義"もそうやってつけた。

アメリカではアマゾンにより本の総売上が増えたらしい。
マイナーな本が読みやすくなったのだ。

梅田氏は、時間の節約を意識し、
付き合いたくない人とは付き合わないようになったという。
同感。私も最近これに気をつけるようにしている。

将棋棋士の羽生善治
インプットの質がよくなったから人間はどんどん頭がよくなるという。
同感だ。現代人は圧倒的な知能を持っている。
決して古代の人の思考力を過剰評価してはならない。
どんな優れた英雄や偉人でも、
現代から見れば馬鹿馬鹿しい勘違いをしているものだ。
聖典を疑うべし。

『知の分類史/久我勝利/中公新書ラクレ/2007』
著者:編集工学、テレビ番組の企画・リサーチ
評価:分類の歴史

中国の儒教の教典『礼記』では動物を5つに分類した。
・羽根がある生き物 鳥、昆虫
・毛が生えている生き物 犬、猫
・殻がついている生き物 蝦、貝
・鱗がある生き物 魚
・裸の生き物 イモムシ、ミミズ

人類はどこに入るか?
裸の生き物である。人類とはイモムシの親玉であった。

老荘という言葉は淮南子より始まる。
老子と荘子は本来別々のもので、
後から似ていると考えられるようになったのだ。

『100の悩みに100のデザイン/南雲治嘉/光文社新書/2006』
著者:デザイナー、デザイン概論、発想論、色彩論
評価:計画表で考える

デザインを一言で表すとそれは思いやり。
ユニバーサルデザインの思想はまさにそれである。

話をうまく続けるコツはイメージを浮かべること。
話は音声であり、音韻ループを使っているから、
空いている視空間スケッチパッドを使うことで話がうまくなるわけ。

同時通訳者にどうしてあんなに長い文章が覚えられるのか聞くと、
いったんイメージにして、それを話すようにしているとのこと。
これ、練習しないと難しいよなあ……

・今日の一言
同時通訳者はイメージを使って通訳する。
A simultaneous interpreter interprets the words visualizing a scene.
동시 통역자는 이미지를 사용해 통역한다.
同声翻译者用图像翻译。

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